SB3608DAは、HiKOKIのマルチボルト(36V)コードレスベルトサンダです。研磨ベルト幅76mm・ベルト速度は5段変速+オートモード、質量4.3kg(蓄電池装着時)で、希望小売価格は本体のみ(NN)50,800円(税別)。材を早く落とす用途に振り切った機種で、同じ研磨カテゴリのランダムサンダSV1813DAとは使える蓄電池も、振動の出方も逆になります。
この記事の要点
- ✓研磨ベルトは76mm×533mmのエンドレスタイプ。標準付属はWA#80とWA#120の2本。
- ✓ベルト速度は5段変速で2.0〜7.5m/s(120〜450m/分)。上下の幅は3.75倍あり、負荷で自動切替するオートモードも持つ。
- ✓質量4.3kgと重いのに振動3軸合成値は3.0m/s²。2.0kgのSV1813DA(6.6m/s²)より振動は半分以下という逆転がある。
- ✓使える蓄電池はマルチボルト(残量表示付)のみ。BSL18XX・BSL14XX・BSL3620/3625/3626/3660はいずれも使用不可。
- ✓HiKOKI公式の製品ページに別売部品表がなく、交換用研磨ベルトの純正価格が公表されていない。ランニングコストが事前に読めない。
本ページの仕様は2026年8月30日時点のHiKOKI公式製品ページの掲載値、参考価格は2026年8月30日時点の楽天市場の掲載情報です。
SB3608DAのスペック
| 項目 | SB3608DA |
| 研磨ベルト寸法(幅×周長) | 76mm×533mm |
| モーター | 直流ブラシレスモーター |
| 電圧クラス | マルチボルト(36V) |
| ベルト速度 | 2.0/3.7/5.2/6.7/7.5m/s(5段変速)+オートモード |
| 機体寸法(全長×全高×全幅) | 325mm×199mm×150mm(BSL36A18X装着時) |
| 質量 | 4.3kg(BSL36A18X装着時) |
| 振動3軸合成値 | 3.0m/s²(EN62841-2-4規格に基づき測定) |
| 使用可能蓄電池 | マルチボルト蓄電池(残量表示付)のみ |
| 付属蓄電池(XPZ) | BSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah)1個 |
| 付属充電器(XPZ) | UC18YDL2(冷却機能付) |
| 充電時間 | 約19分(実用充電)/約25分(満充電) |
| 1充電当たりの作業量 | 約8分(2.5Ah・ラワン材・粒度80・ダイヤル5・押付荷重29.4N) |
| 標準付属品 | エンドレス研磨ベルトWA#80・WA#120、ダストバック、システムケース3(XPZ) |
| 希望小売価格 | 96,500円(XPZ・税別)/50,800円(NN・本体のみ・税別) |
出典:HiKOKI公式製品ページ(2026年8月30日確認)。※価格は税別の希望小売価格。
ベルト速度は5段変速+オート。上下の幅は3.75倍
SB3608DAのダイヤルは1〜5とA(オート)の6ポジションです。最低速2.0m/sから最高速7.5m/sまで3.75倍の幅があり、これはSV1813DA(ランダムサンダ)の回転数幅7,000〜11,000min-1=約1.57倍より大きく開いています。オートモードは軽負荷で2.0m/s、重負荷で7.5m/sへ自動的に切り替わります。
| モード | ダイヤル設定 | ベルト速度 |
| 変速モード | 1 | 2.0m/s(122m/分) |
| 変速モード | 2 | 3.7m/s(220m/分) |
| 変速モード | 3 | 5.2m/s(310m/分) |
| 変速モード | 4 | 6.7m/s(400m/分) |
| 変速モード | 5 | 7.5m/s(450m/分) |
| オートモード | A | 軽負荷時 2.0m/s / 重負荷時 7.5m/s |
出典:HiKOKI公式製品ページ「ダイヤル設定とベルト速度」(2026年8月30日確認)
4.3kgと重いのに、振動は2.0kgのランダムサンダの半分以下
研磨カテゴリの現行2機種を並べると、質量と振動の順序が逆転します。SB3608DAは4.3kgでSV1813DAの2.0kgの約2.15倍の重さですが、振動3軸合成値は3.0m/s²とSV1813DAの6.6m/s²の約0.45倍。重い=手に負担、という直感がそのままは通りません。
もっとも、振動値は測定規格と測定条件が機種ごとに異なる可能性があるため、そのまま引き算・割り算はできません。SB3608DAの3.0m/s²はEN62841-2-4に基づく値と公式に明記がありますが、SV1813DAの6.6m/s²については同ページに規格名の記載がありませんでした。「ベルトサンダのほうが数値上は小さい」という事実だけを持ち帰るのが安全です。
蓄電池はマルチボルト専用。18V資産は流用できない
買う前に確認したい3点
⚠ 注意
- 交換用研磨ベルトの純正価格が公表されていません。HiKOKI公式のSB3608DA製品ページには別売部品表そのものがなく、2026年8月30日時点で消耗品の希望小売価格を確認できませんでした。ランニングコストを事前に読みたい場合は、汎用の76×533mmエンドレスベルトの実売で見積もる必要があります。
- 「AC品並みの研削性能・集じん性能」はいずれもメーカーの実測参考値です。測定条件はラワン材・押付荷重29.4N(3kgf)・粒度80・ダイヤル5・研削時間5分で、材料や条件で変わると公式も明記しています。
- 公式カタログPDFの日付は2022年10月現在のままです。「36V 76mmクラスのコードレスベルトサンダ」という当社調べの訴求も同時点の記載で、2026年8月30日時点でそれ以降に更新された形跡は確認できませんでした。
SB3608DAの購入先と価格の目安
希望小売価格は本体のみ(NN)で50,800円(税別=55,880円・税込換算)。2026年8月30日時点の楽天市場では34,644円(送料無料)で、税込換算の希望小売価格に対して約38%低い水準でした。セット品(XPZ)は96,500円(税別)で、蓄電池1個・UC18YDL2・システムケース3が付きます。
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SB3608DAに18Vの蓄電池(BSL18XXシリーズ)は使えますか。
使えません。HiKOKI公式の注記に「蓄電池(BSL3620/3625/3626/3660およびBSL18XX、BSL14XXシリーズ)はご使用になれません」と明記されています。使えるのはマルチボルト蓄電池(残量表示付)だけです。
研磨ベルトのサイズは何mmですか。
幅76mm×周長533mmのエンドレスタイプです。標準付属はWA#80とWA#120の2本。純正の交換用ベルトは公式製品ページに別売部品表がなく、2026年8月30日時点で希望小売価格を確認できませんでした。
1回の充電でどれくらい研磨できますか。
HiKOKI公式は2.5Ah(マルチボルト)で約8分としています。測定条件はラワン材・研磨ベルト粒度80・ダイヤル設定5・押付荷重29.4N(3kgf)です。負荷の軽い作業ならこれより長く使えます。
ランダムサンダSV1813DAとどちらを買うべきですか。
材を早く落としたいならSB3608DA、面をきれいに仕上げたいならSV1813DAです。SB3608DAはベルト速度2.0〜7.5m/sで削り量に振った設計、SV1813DAはø125mmパッドで仕上げ向き。18Vの蓄電池をすでに持っているなら本体だけ買えるSV1813DAのほうが初期費用は安く済みます。
壁際まで削れますか。
HiKOKI公式は「全幅をAC品に比べ約20mm短くした」「AC品同様、壁際研削に対応可能」と記載しています。機体全幅は150mm(BSL36A18X装着時)です。
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出典
- HiKOKI公式製品ページ「コードレスベルトサンダ SB3608DA」(2026年8月30日確認)
- HiKOKI公式製品ページ「コードレスランダムサンダ SV1813DA」(2026年8月30日確認)
- 楽天市場 掲載価格(2026年8月30日取得)
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