HiKOKIのコードレスディスクグラインダは、トイシ外径が100mmか125mm以上かで機種が二分され、100mmクラスの中はさらに「ブレーキの有無」で分かれます。現行11型番のうち6型番が100mm機で、質量は最軽量のG1210DA/G1210DBが1.7kg、最重のG3618DA(180mm)が4.8kg。本体のみ価格は21,800円〜50,100円と約2.3倍の開きがあります。この記事では11型番の公式値を1つの表にまとめ、どこで選び分けが起きるのかを整理します。
この記事でわかること
- ✓ 主要6シリーズ11型番のトイシ外径・回転数・質量・本体価格を1つの表で横並び比較
- ✓ 100mm機だけで6型番あり、分かれ目は「ブレーキの有無」と「電圧」
- ✓ 最軽量G1210DA/DBの1.7kgと最重G3618DAの4.8kgで質量は約2.8倍、価格は約2.3倍
- ✓ マルチボルト機はスライド式(DC)とパドル式(DD)でスイッチだけが違う
- ✓ 質量の計測条件が機種で異なるため、比較時に見るべき注記
本記事のスペックはすべてHiKOKI(工機ホールディングス)公式サイトの製品仕様に基づき、2026年8月10日時点で確認した値です。価格は本体のみ(NN形式)の希望小売価格・消費税別です。
HiKOKI ディスクグラインダ 現行11型番 早見表
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| 型番 | 電圧 | トイシ外径 | 無負荷回転数(min-1) | 質量 | 全長 | ブレーキ | 本体のみ価格(税別) | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| G1210DA | 10.8V | 100mm | 4,000〜7,200 | 1.7kg | 285mm | − | ¥21,800 | Amazon |
| G1210DB | 10.8V | 100mm | 4,000〜7,200 | 1.7kg | 287mm | − | ¥22,500 | Amazon |
| G14DSL2 | 14.4V | 100mm | 6,800 | 1.8kg | 302mm | − | ¥22,100 | Amazon |
| G18DSL2 | 18V | 100mm | 9,000 | 2.0kg | 305mm | − | ¥23,400 | Amazon |
| G1810DB | 18V/MV | 100mm | 3,200〜8,000 | 2.5kg | 363mm | ○ | ¥30,900 | Amazon |
| G3610DC | 36V/18V | 100mm | 3,200〜10,000 | 2.5kg | 363mm | ○ | ¥34,300 | Amazon |
| G3610DD | 36V/18V | 100mm | 3,200〜10,000 | 2.5kg | 363mm | ○ | ¥34,300 | Amazon |
| G3613DC | 36V/18V | 125mm | 3,200〜10,000 | 2.7kg | 363mm | ○ | ¥38,200 | Amazon |
| G3613DD | 36V/18V | 125mm | 3,200〜10,000 | 2.7kg | 363mm | ○ | ¥38,200 | Amazon |
| G3615DC | 36V/18V | 150mm | 3,200〜8,000 | 3.0kg | 376mm | ○ | ¥46,100 | Amazon |
| G3618DA | 36V/18V | 180mm | 3,200/5,300 | 4.8kg | 533mm | ○ | ¥50,100 | Amazon |
表を上から下へ見ると、電圧・トイシ径・質量・価格がほぼ同じ順で上がっていくのが分かります。例外はG1810DBで、100mm・18Vながら質量2.5kgとマルチボルト機のG3610DCと同じです。これは筐体をG3610DCと共通化してブレーキを載せているためで、「18Vバッテリー資産のままブレーキ付を使いたい人」向けの位置づけになります。
トイシ外径100mmの6型番は、何が違うのか
100mm機はG1210DA/G1210DB(10.8V)、G14DSL2相当の上位となるG18DSL2(18V)、G1810DB(18V・ブレーキ付)、G3610DC/G3610DD(マルチボルト・ブレーキ付)の6型番。選び分けの軸は「ブレーキの有無」と「バッテリー電圧」の2つだけです。
ブレーキ無しの3型番(G1210DA・G1210DB・G18DSL2)は1.7〜2.0kgと軽く、価格も21,800〜23,400円に収まります。スイッチを離してからトイシが止まるまでの惰性回転を許容できる作業向けです。対してブレーキ付のG1810DB以上は2.5kg・30,900円以上となり、質量と価格を払って停止時間を買う構図になります。
回転数の考え方も両者で異なります。ブレーキ無しのG18DSL2は9,000min-1の固定、G1210DA/DBは4,000〜7,200min-1の4段変速。一方ブレーキ付のG3610DC/DDは3,200〜10,000min-1の連続変速に加えて、無負荷時に5,500min-1へ落とすオートモードを備えます。上限回転数が最も高いのはG3610DC/DD・G3613DC/DDの10,000min-1で、9,000min-1のG18DSL2より上です。
質量と価格は、トイシ径にほぼ比例する
100mmのG3610DC(2.5kg)を基準にすると、125mmのG3613DCは+0.2kg、150mmのG3615DCは+0.5kg。ここまでは緩やかですが、180mmのG3618DAだけは4.8kgと一段跳ね上がり、全長も533mmとG3615DCより157mm長くなります。片手で振り回す工具ではなく、両手で構える大径機として設計が切り替わっているためです。
価格も同じ傾向で、100mm→125mmが+3,900円、125mm→150mmが+7,900円、150mm→180mmが+4,000円。単価の跳ね方が最も大きいのは125mmから150mmへの一段で、ここが予算面の分岐点になります。
G3610DCとG3610DDの違いはスイッチ形式だけ|本体価格・性能は完全に同じ
G3610DC/G3613DCと、G3610DD/G3613DDは、トイシ寸法・回転数・機体寸法・質量・価格がすべて同一です。公式仕様で唯一異なるのがスイッチ形式で、DCがスライド式、DDがパドル式。スライド式は押し込んだままロックできるため連続作業向き、パドル式は握っている間だけ回るデッドマン式で、手を離せば給電が切れます。安全要件で握り込み式を指定される現場ではDDを選ぶことになります。
G3610DCとG3610DDの違いを項目別に確認する
表のとおり、公式仕様で差が出るのはスイッチ形式とボディカラーの2点だけです。本体のみ価格・セット品価格・回転数・質量・全長まで一致するため、「どちらが高性能か」という比べ方は成立しません。なお125mmのG3613DC/G3613DDでも本体のみは同額(38,200円・税別)ですが、蓄電池2個付きのセット品(2XPZ)はG3613DCが96,200円、G3613DDが101,000円と差が出ます(いずれも税別・2026年8月20日時点)。セットで買う場合だけ、125mmクラスは価格差を確認してください。
⚠ 迷ったときの決め方
価格も性能も同じなので、判断材料は作業の連続性と現場の安全ルールの2つだけです。研削を長時間続けてスイッチを押し続けたくないならDC(スライド式)、手を離した瞬間に必ず止まる形式を求められる現場ならDD(パドル式)。スイッチ形式は購入後に変更できないため、現場ルールが決まっている場合はそちらを先に確認してから選んでください。
⚠ 表を読むときの注意
- 質量の計測条件が機種で揃っていません。G3610DC/DD・G3613DC/DD・G3615DCは「トイシ・サイドハンドルを含まず」、G14DSL2/G18DSL2・G3618DAは「蓄電池装着時」の値です。数十gの差はこの基準差である可能性があります。
- 価格は本体のみ(NN形式・消費税別)のHiKOKI希望小売価格です。蓄電池・充電器・ケース付きのセット形式は別価格で、実売価格とも異なります。
- 回転数は変速モードの範囲です。ブレーキ付機はオートモード時5,500min-1(G3618DAは3,200min-1)で待機し、負荷に応じて変速します。
- 切断作業には専用の切断砥石と、切断作業に対応したカバーが必要です。用途に合わない砥石・カバーの使用は破損の原因になります。
スライド式のG3610DCとパドル式のG3610DD、どちらを選ぶべきか
価格・寸法・回転数・質量がすべて同一なので、選択は「作業中に指を離すか、離さないか」の一点に収束します。判断軸は「連続運転の長さ」「片手保持の有無」「とっさに止める必要があるか」の3つです。
- 面取り・研磨などを5分以上続けて回す
- ロックしたまま両手で本体を支えたい
- 従来のスライド式グラインダに慣れている
- 押し続ける握力の疲労を避けたい
- バリ取り・切断など短いON/OFFを繰り返す
- 手を離した瞬間に止まる形式を求められる
- 片手保持の場面があり確実に止めたい
- 職場でデッドマン式が標準化されている
- スイッチ形式は後から変更できません。同じ34,300円(税別・本体のみ)でも、作業スタイルに合わない側を選ぶと使用感の差は毎日効いてきます。
- パドル式は握り続ける必要があるため、長時間の連続研磨では手の疲労が増えます。逆にスライド式はロックしたまま手を離すと回転が続くため、置き方・取り回しに注意が必要です。
- スペックは完全に同一なので、迷ったら「同じ作業を続けて回すならDC、こまめに止めるならDD」で判断して問題ありません。
現場の安全要件でデッドマン式が指定されているならDDの一択です。指定がなく、研磨・研削を長く回す作業が中心ならDC。どちらにも強く当てはまらない一般的なDIY用途では、作業のたびに止める使い方が多くなるため、握っている間だけ回るDDのほうが扱いやすい場面が増えます。
軸ごとの違いを1つずつ確認する
ここからは早見表の数値を「トイシ径」「電圧クラス」「ブレーキ」の軸に分けて、隣り合うサイズ同士で何が変わるのかを1項目ずつ確認します。数値はすべて上の早見表と同じHiKOKI公式の仕様表(2026年8月20日再確認)です。
100mmと125mmの違い ― 全長は同じ。増えるのは0.2kgと3,900円だけ
G3610DC(100mm)とG3613DC(125mm)は公式でも同じ製品ページに並んでおり、モーター・スイッチ形式・変速モードの無負荷回転数(3,200〜10,000min-1)・全長363mmまで完全に同じです。違うのはトイシ寸法(100×6×15mm/125×6×22mm)、ギヤカバー高さ(60mm/71mm)、質量(2.5kg/2.7kg)、本体価格(34,300円/38,200円・いずれも税別)の4点だけ。125mmを選んでも全長は伸びず、増えるのは0.2kgと3,900円だけです。取り回しを理由に100mmへ落とす合理性は、このクラスでは小さいといえます。
125mmと150mmの違い ― 変速上限が10,000から8,000へ下がる
G3613DC(125mm)とG3615DC(150mm)で最も見落とされやすいのは回転数です。125mmの変速モードが3,200〜10,000min-1なのに対し、150mmは3,200〜8,000min-1と上限が2,000min-1低い(トイシ径が大きいほど周速が上がるため)。ギヤカバー高さは71mmで同じ、全長は363mm→376mmで13mm伸び、質量は2.7kg→3.0kg、本体価格は38,200円→46,100円(税別)です。なおG3615DCには公式でオートモード5,500min-1の記載があり、標準構成の蓄電池もBSL36B18X(36V-4.0Ah)に上がります。
150mmと180mmの違い ― ここだけ別クラスになる
G3615DC(150mm)とG3618DA(180mm)の差は、これまでの刻みとはまったく質が違います。質量は3.0kg→4.8kgで1.8kg増、全長は376mm→533mmで157mm伸び、回転数は無段変速ではなく3,200/5,300min-1の2段になります。それに対し本体価格の差は46,100円→50,100円(税別)の4,000円しかありません。180mmは「価格差は小さいが、手に持った感覚がまったく別物になる」段差で、150mmまでとは使い方から検討し直す必要があります。
マルチボルト機と18V専用機の違い ― 10,900円差で無段変速とブレーキが付く
同じ100mmでも、18V専用のG18DSL2(2.0kg・全長305mm・無負荷回転数9,000min-1固定・ブレーキなし・23,400円)とマルチボルトのG3610DC(2.5kg・全長363mm・3,200〜10,000min-1の無段変速・ブレーキ付・34,300円)では性格が変わります。18V専用機は0.5kg軽く58mm短く10,900円安い代わりに、無段変速もブレーキも持ちません。回転数の上限は9,000min-1と10,000min-1で1,000min-1差にとどまるため、価格差の中身は最高回転数ではなく「変速とブレーキ」だと理解しておくと選びやすくなります。
ブレーキ付きとブレーキなしの違い ― 現行はきれいに7対4で分かれる
ブレーキ付きはG1810DB/G3610DC/G3610DD/G3613DC/G3613DD/G3615DC/G3618DAの7型番、ブレーキなしはG1210DA/G1210DB/G14DSL2/G18DSL2の4型番です。ブレーキ付きは最軽量でも2.5kg、ブレーキなしは最重量でも2.0kgで、質量帯がきれいに分かれます。10.8V・14.4V・18V専用の軽量機を選ぶ時点でブレーキは付かない、と考えて差し支えありません。スライドスイッチ式とパドルスイッチ式の違いについては、本記事の「G3610DCとG3610DDの違いはスイッチ形式だけ」の章で個別に扱っています。
| サイズの刻み | 全長 | 質量 | 無負荷回転数(min-1) | 本体価格(税別) |
|---|---|---|---|---|
| 100mm → 125mm | ±0mm(363mm) | +0.2kg | 変わらず 3,200〜10,000 | +3,900円 |
| 125mm → 150mm | +13mm(376mm) | +0.3kg | 上限が下がる 3,200〜8,000 | +7,900円 |
| 150mm → 180mm | +157mm(533mm) | +1.8kg | 2段に変わる 3,200/5,300 | +4,000円 |
比較対象はいずれもマルチボルト機(G3610DC/G3613DC/G3615DC/G3618DA)。出典: HiKOKI公式 各製品ページの仕様表(2026年8月20日確認)
一緒に揃えたい消耗品|コードNo.と価格、そしてトイシ径で変わるランニングコスト
本体価格の差より、消耗品の差のほうが大きくなります。100mm機のG3610DCと125mm機のG3613DCは本体の希望小売価格差が3,900円ですが、研削トイシ(レジノイドフレキシブルトイシ 10枚入)は2,500円と5,200円で約2.08倍、切断トイシ(研ちゃんカットII 10枚入)は2,800円と4,200円で1.5倍になります。ディスクグラインダは消耗品を使い切る道具なので、径を1段上げる判断は本体差額ではなくこの倍率で考えるほうが実態に合います。
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| 品名 | 寸法 | 粒度・種類 | コードNo. | 希望小売価格 (税別) | 販売単位/対応 | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| レジノイドフレキシブルトイシ(重研削用) | 100×5×15mm | 36 | 0032-1601 | ¥2,800 | 10枚/100mm機7型番 | Amazon |
| レジノイドフレキシブルトイシ | 100×3.5×15mm | 36 | 0030-7001 | ¥2,500 | 10枚/100mm機7型番 | Amazon |
| レジノイドフレキシブルトイシ(重研削用) | 125×5×22mm | 36 | 0032-1602 | ¥5,400 | 10枚/G3613DC・G3613DD | Amazon |
| レジノイドフレキシブルトイシ | 125×3.7×22mm | 36 | 0030-9456 | ¥5,200 | 10枚/G3613DC・G3613DD | Amazon |
| レジノイドフレキシブルトイシ | 180×3.7×22mm | 36 | 0030-9460 | ¥6,500 | 10枚/G3618DA | Amazon |
| 切断トイシ 研ちゃんカットII | 105×1.0×15mm | AZ60RBF | 0040-2596 | ¥2,800 | 10枚/100mm機7型番 | Amazon |
| 切断トイシ 研ちゃんカットII | 105×1.0×15mm | AZ60RBF | 0023-3010 | ¥51,200 | 200枚/100mm機7型番 | Amazon |
| 切断トイシ 研ちゃんカットソフト | 105×1.0×15mm | AZ60PBF | 0033-0873 | ¥2,800 | 10枚/100mm機7型番 | Amazon |
| 切断トイシ 研ちゃんカットII | 125×1.6×22mm | AZ46RBF | 0040-2599 | ¥4,200 | 10枚/G3613DC・G3613DD | Amazon |
| 切断トイシ 研ちゃんカットII | 150×2.0×22mm | AZ36QBF | 0040-2887 | ¥5,600 | 10枚/G3615DC | Amazon |
| 切断トイシ 研ちゃんカットII | 180×2.0×22mm | AZ36QBF | 0040-2888 | ¥6,500 | 10枚/G3618DA | Amazon |
| テーパ式多羽根ディスク(ジルコニア) | 100×15mm | 40 | 0032-0726 | ¥780 | 1枚/100mm機7型番 | Amazon |
| テーパ式多羽根ディスク(ジルコニア) | 100×15mm | 100 | 0037-6740 | ¥870 | 1枚/100mm機7型番 | Amazon |
| テーパ式多羽根ディスク(アルミナ) | 100×15mm | 60 | 0032-0730 | ¥780 | 1枚/100mm機7型番 | Amazon |
| テーパ式多羽根ディスク(アルミナ) | 100×15mm | 320 | 0032-4103 | ¥780 | 1枚/100mm機7型番 | Amazon |
⚠ 読み取り上の注意(2026年9月2日時点)
- 価格はすべてHiKOKI公式の希望小売価格(消費税別)です。実売価格はこれと一致しません。
- 多羽根ディスク(アルミナ)は粒度60から320までの全粒度が1枚780円で、粒度によって価格が変わりません。番手を最初から2〜3種そろえても費用は変わらないということです。ジルコニアは粒度100以上だけ870円になります。
- 研ちゃんカットII 105mmは10枚入2,800円(1枚280円)に対し200枚入51,200円(1枚256円)で、まとめ買いの割安率は約8.6%にとどまります。
- 150mmのレジノイドフレキシブルトイシ(0031-5563)は、公式の適用機種欄がG15SP・G15YE2(いずれもAC機)の名指しで、コードレスのG3615DCは記載がありません。切断トイシ側の150mm(0040-2887)は「150mmディスクグラインダ」と汎用表記です。研削トイシを買う際は取扱説明書で適合を確認してください。
- コードNo.はHiKOKI純正部品の識別番号です。機種名ではなくコードNo.で検索すると該当部品にたどり着けます。
出典: HiKOKI公式サイト「アクセサリ / 研削用」レジノイドフレキシブルトイシ・切断トイシ 研ちゃんカットシリーズ・テーパ式多羽根ディスク の各ページ(2026年9月2日確認)
購入先
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ネット上の評判まとめ【2026年9月時点】
HiKOKIのコードレスディスクグラインダは、型番ごとの購入者レビューがまとまって集計されている場所がほとんどありません。現行のG3610DC/G3610DDには価格.comのレビューが付いておらず、件数が確認できるのは先代機G3610DA(2017年8月発売・生産終了)の3件(満足度5.00/デザイン4.27・扱いやすさ4.41・安全性4.70)だけです。以下は、その3件と工具専門メディア1社の製品評価から、繰り返し出てくる論点だけを抜き出したものです。件数が少ないため、評価点そのものは根拠として扱っていません。
- 36V機のパワーはAC機・18V機と体感で明確に違う。「18V機のおよそ2倍のスピードで切れる」「コード付きのG10SH5よりパワーがある感じ」という投稿が2件。ただしいずれも体感であり実測値ではありません
- 無段変速のオートモードが好評。「autoを選択していると状況に応じて回転数が変化するのがグッド」。現行のG3610DC/DDにも同じダイヤル式無段変速+オートモードが載っています
- 安全面の評価が3項目中で最も高い(4.70)。ブレーキで電源OFF時にすぐ止まる点、スライドスイッチが不意のONを防ぐ点、スイッチONのままバッテリを挿しても動作しない点が挙げられています
- コードレスであること自体のメリット。「出先で使うので発電機の起動という手間が省ける」。屋外・仮設現場での導入動機として繰り返し出てきます
- 工具専門メディアVOLTECHNOは現行G3610DCを4.5/5と評価。高負荷で回転が止まっても1.5秒以内に自動復帰する制御、2灯LED、防じん性2.5倍、3方向サイドハンドルを長所に挙げています
- バッテリが重く、価格が高い。「バッテリが重いのを除けばパワーは十分」「不満点はバッテリが非常にお高いところ」。マルチボルト電池は本体より高くつく場合があります(2年1,500回の保証がある点は評価されています)
- 安全装置付きスイッチの操作性に慣れが要る。「安全装置付きのスイッチがいまいちスムーズに使いこなせない」という指摘が1件。逆にパドルスイッチ機は「毎回ロック解除しなければいけないのがネック」としてスライド式を選んだ投稿もあり、スイッチ形式の好みははっきり割れています
- 標準のツールレスホイルガードでは切断トイシが使えない(VOLTECHNO)。切断作業には別売の切断トイシ用ホイルガードとホイルナットが別途必要です。本ページの消耗品の章に該当部品を掲載しています
- ACアダプタET36A非対応・X-LOCK仕様なし(VOLTECHNO)。トイシのワンタッチ交換機構を求める場合は他社機の検討対象になります
- カタログの「最大出力1,500W」という表記には疑義が示されています。付属バッテリBSL36A18Xのセル仕様から計算すると36V×35A=1,260Wにとどまるため、定格出力を意味する数値ではない可能性があります(VOLTECHNO)
①件数が確認できたレビュー3件は、いずれも先代のG3610DA(2017年発売・生産終了)に対するものです。現行のG3610DC/G3610DDは防じん性2.5倍・回転復帰制御・LED2灯などの改良が入っており、そのまま現行機の評価としては読めません。
②母数3件で満足度5.00という数値は、購入して満足した人だけが投稿するバイアスがかかりやすい規模です。当ページでは点数ではなく記述内容だけを参照しています。
③「18V機の2倍のスピード」はユーザーの体感表現で、メーカー公称値でも実測値でもありません。
④当サイトでは、実機を使っていないと判断したレビュー記事や、公称スペックと食い違う数値を載せている記事は出典として採用していません。
出典:価格.com ユーザーレビュー「HiKOKI G3610DA (XP)」(2026年9月4日確認・3件/満足度5.00)/VOLTECHNO「HiKOKI G3610DC コードレスディスクグラインダを発売、最大1,500Wクラスのモータ出力」(2026年9月4日確認・製品評価4.5/5)/HiKOKI公式製品情報および取扱説明書(2026年9月4日確認)。評価点・件数は確認時点のもので、今後変動します。
よくある質問
100mmで一番軽いHiKOKIのディスクグラインダはどれですか?
G1210DAとG1210DBで、どちらもトイシを含まない状態で1.7kgです(G1210DAはBSL1240M装着時、G1210DBはBSL1250MT装着時)。次に軽いのが14.4VのG14DSL2で1.8kg、18VのG18DSL2で2.0kgです。ただし10.8V機はブレーキが付かないため、停止時間を重視するなら2.5kgのG1810DB以上が選択肢になります。
G3610DCとG3610DDはどちらを買うべきですか?
スペック上の違いはスイッチ形式のみで、DCがスライド式、DDがパドル式です。トイシ寸法100×6×15mm、回転数3,200〜10,000min-1、質量2.5kg、全長363mm、本体のみ34,300円(税別)まで完全に同じです。押し込んでロックしたまま連続作業したいならDC、手を離した瞬間に止まる形式が必要ならDDを選びます。
18Vのバッテリーしか持っていない場合、どの機種が使えますか?
G18DSL2とG1810DBの2型番が18V(BSL18XXシリーズ)で動作します。G1810DBはマルチボルト蓄電池にも対応しますが、装着しても18V側で動く機種です。G3610DC以降のG36××系はマルチボルト蓄電池専用なので、18Vバッテリーのみでは使えません。
個別型番の詳細ページ
各型番の作業量の目安や付属品まで含めた詳細は、HiKOKI G3618DA(180mm)、G3615DC(150mm)、G3610DC(100mm)、G1210DB(10.8V・100mm)の各ページにまとめています。装着する蓄電池側の容量・充電時間はHiKOKI マルチボルト蓄電池 早見表、工具カテゴリ全体の選び方は電動工具の選び方ガイドを参照してください。
出典
本記事のスペック・希望小売価格は、HiKOKI(工機ホールディングス)公式サイトの各製品ページ(G1210DA/G1210DB/G14DSL2・G18DSL2/G1810DB/G3610DC・G3613DC/G3610DD・G3613DD/G3615DC/G3618DA)に掲載された仕様表を2026年8月10日に確認したものです(G3610DC/G3610DD・G3613DC/G3613DDの希望小売価格とボディカラーは2026年8月20日に再確認)。仕様・価格は予告なく変更される場合があります。
関連ページ
100mmクラスの2機種比較は G1210DBとG3610DCの違いを比較 で整理しています。
