HiKOKI CSP1820DA|全長1,880〜2,470mmのコードレスポールソー。バー200mm・チェンスピード5.0m/sのスペック

HiKOKI CSP1820DA 18Vコードレスポールソーのイラスト(伸縮ポールと先端のガイドバー200mm・ソーチェン)

CSP1820DA は「地面に立ったまま、頭上の枝を落とす」ためだけに設計されたチェンソーです。HiKOKI のコードレスチェンソー系6仕様のなかで、無負荷チェンスピード5.0m/s は最も遅く、1充電あたりの作業量70カットも最少。それでも成立するのは、全長1,880〜2,470mm という「手が届く高さ」を単独で持っているからです。

この記事の要点
  • バーサイズ(最大切断長さ)200mm・チェンスピード5.0m/s・質量3.3kg。切断性能そのものは HiKOKI コードレス系で最下位。
  • 全長は1,880〜2,470mm で590mm 伸縮。脚立を使わずに枝を落とせるのがこの1台の存在理由。
  • 同じ BSL1820M(18V-2.0Ah)で杉角材50×50mm 約70カット。ミニチェンソー CS1810DD の152カットの約46%。
  • 本体のみ(NN) 26,300円(税別)。ポールヘッジトリマヘッドアタッチメント14,000円を足せば、CHP1825DA を買い足すより12,300円安く2役になる。
  • 唯一、ブラシレスではなく直流モーター。ここが price と性能の両方に効いている。

本記事のスペックはすべて HiKOKI 公式製品ページの仕様表を 2026年8月29日時点で確認した値です。希望小売価格は消費税別です。

目次

CSP1820DA のスペック

項目CSP1820DA
希望小売価格(税別)(BG) 34,700円/(NN) 26,300円
モーター直流モーター(ブラシレスではない)
ソーチェン90PX-33E
バーサイズ(最大切断長さ)200mm
無負荷チェンスピード5.0m/s(300m/分)
チェンオイル給油方式自動給油/タンク容量70mL
機体寸法(全長×全幅×全高)1,880〜2,470×110×165mm
質量3.3kg(BSL1820M 装着時、ソーチェン・ガイドバーを含む/チェンケースを除く)
使用可能蓄電池18Vスライド式リチウムイオン電池(BSL18XXシリーズ)、マルチボルト蓄電池(残量表示付)
付属蓄電池(BG)BSL1820M(18V-2.0Ah)
付属充電器(BG)UC18YKSL/充電時間 約60分
1充電当たりの作業量杉角材50×50mm を約70カット(BSL1820M 使用時・目安)
標準付属品チェンケース、ガイドバー、ソーチェン(90PX-33E)、チェンオイル(50mL)
発売時期の目安公式カタログPDF は2024年5月現在版

チェンスピードは HiKOKI コードレス系で最も遅い5.0m/s

CSP1820DA の無負荷チェンスピードは5.0m/s(300m/分)です。同じ HiKOKI の CS1825DC が12.1m/s、CS3625DC が12.6m/s ですから、手持ち機の41%前後の速さしか出ていません。100mm バーのミニチェンソー CS1810DD の8.0m/s と比べても63%です。

無負荷チェンスピード(m/s)HiKOKI コードレス4機種CSP1820DA5.0 m/sCS1810DD8.0 m/sCS1825DC12.1 m/sCS3625DC12.6 m/s出典: HiKOKI 公式製品ページ 仕様表(2026年8月29日確認)

この差はモーターの世代差でほぼ説明できます。CS1825DC・CS3625DC・CS1810DD はいずれも直流ブラシレスモーターですが、CSP1820DA だけが「直流モーター」表記のブラシ付きです。ポール先端に載せる都合上、ヘッド部を軽く小さくまとめる必要があったこと、そして頭上作業では速度より取り回しが効くことを考えれば、割り切った設計と読めます。

同じ電池で作業量はミニチェンソーの約46%

公式が示す1充電当たりの作業量は、杉角材50×50mm で約70カット(BSL1820M・18V-2.0Ah 使用時)です。同じ BSL1820M を使う CS1810DD は約152カットなので、電池が同じでも作業量は約46%にとどまります。速度が遅いぶん1カットに時間がかかり、その間ずっとモーターが回っているためです。

実務的な読み方はこうです。太めの枝を10本落とすだけなら2.0Ah 1本で足ります。庭全体の枝払いを半日やるつもりなら、マルチボルト蓄電池を含む予備電池を前提に組んだほうが確実です。CSP1820DA はマルチボルト蓄電池(残量表示付)も使えるので、5.0Ah 相当を挿せば計算上の余裕は2.5倍になります。

ポールを共用すると、2台目を買うより12,300円安い

CSP1820DA には別売の「ポールヘッジトリマヘッドアタッチメント(コードNo.0038-2116・14,000円)」があります。ポールに付け替えるだけで、ポールヘッジトリマとして使えるようになる部品です。

ここで金額を並べると判断が早くなります。CHP1825DA(ポールヘッジトリマ)の本体のみ(NN)は26,300円。つまり CSP1820DA を持っている人がヘッジトリマ機能を足すなら、14,000円のアタッチメントを買うほうが12,300円(53.2%)安く済みます。逆に言えば、CHP1825DA を先に買った人が枝払い機能を足す場合は、ポールソーヘッドの単体販売が公式の別売部品表に無いため、CSP1820DA を1台買うことになります。

2役にするときの費用(税別・HiKOKI 公式値)
先に買った1台追加するもの追加費用
CSP1820DA(ポールソー)ヘッドアタッチメント 0038-211614,000円
CHP1825DA(ポールヘッジトリマ)CSP1820DA(NN) を1台26,300円
差額12,300円。出典: HiKOKI 公式製品ページ(2026年8月29日確認)

バッテリー互換:18Vスライド式とマルチボルトの両対応

CSP1820DA のバッテリー互換
  • 使える:18Vスライド式リチウムイオン電池(BSL18XXシリーズ)
  • 使える:マルチボルト蓄電池(残量表示付)=18V側として動作
  • 使えない:BSL3620/BSL3625/BSL3626/BSL3660、および BSL14XXシリーズ
  • 同じポールシリーズの CHP1825DA と電池・充電器はそのまま共通。ポール本体も共通で、ヘッドだけ付け替える設計。
出典: HiKOKI 公式製品ページ 仕様表(2026年8月29日確認)

36V 機の CS3625DC はマルチボルト蓄電池しか使えませんが、CSP1820DA は18V 単体でも動きます。すでに HiKOKI の18V 機を1台でも持っているなら、本体のみ(NN)が最短ルートです。

買う前に確認しておきたいこと

⚠ CSP1820DA を選ぶ前に
  • 質量3.3kg は BSL1820M(2.0Ah)装着時の値です。容量の大きいマルチボルト蓄電池に替えると、この重さを全長2.4m の先端まで含めて支えることになります。
  • 公式ページには「切断できる枝の太さ」の記載がありません。バーサイズ(最大切断長さ)200mm はガイドバーの長さであって、推奨切断径ではない点に注意してください。
  • 交換用ソーチェン(90PX-33E)は公式の別売部品表に単品掲載がありません。取り寄せる場合はチェン形式を指定して販売店に確認してください。
  • チェンソーによる伐木作業等を業務で行う場合、2019年8月1日の労働安全衛生規則改正により、防護ズボン・チャップス等の下肢を防護する保護衣の着用が義務付けられています。

CSP1820DA の購入先

(BG)は蓄電池 BSL1820M と急速充電器 UC18YKSL が付くセット、(NN)は本体のみです。希望小売価格の差は8,400円(34,700円−26,300円)ですが、実売では両者の価格差がこれより小さくなっていることがあります。すでに18V 機を持っていても、セットの実売価格を必ず見比べてください。

【PR】楽天市場で CSP1820DA(BG) を見る
HiKOKI CSP1820DA(BG) 蓄電池・充電器付
HiKOKI CSP1820DA(BG) 蓄電池・充電器付
参考価格 18,500円(2026年8月29日 楽天市場で取得。価格は変動します)
楽天で最新価格を見る

Amazonで CSP1820DA (BG) を探す

【PR】楽天市場で CSP1820DA(NN) を見る
HiKOKI CSP1820DA(NN) 本体のみ
HiKOKI CSP1820DA(NN) 本体のみ
参考価格 17,500円(2026年8月29日 楽天市場で取得。価格は変動します)
楽天で最新価格を見る

Amazonで CSP1820DA (NN) を探す

よくある質問

CSP1820DA と CHP1825DA のポールは共通ですか?

共通です。HiKOKI 公式は両機を相互にリンクさせたうえで「共通のポールで、ヘッドアタッチメント(別売)を付け替えできる」と明記しています。全長は CSP1820DA が1,880〜2,470mm、CHP1825DA が1,890〜2,480mm と10mm ずれますが、これはヘッド形状の違いによるものです。

CSP1820DA の交換用ソーチェンはどれですか?

チェン形式は 90PX-33E です。ただし HiKOKI 公式の CSP1820DA 別売部品表に、この交換用ソーチェンの単品掲載はありません(掲載されているのはヘッドアタッチメント、チェンソー用オイル1L、丸やすり4mm、デプスゲージジョインタの4点です)。同じ90PX 系の適合表は HiKOKI 充電式チェンソー 早見表にまとめています。

マルチボルト蓄電池を使えば速くなりますか?

なりません。CSP1820DA はマルチボルト蓄電池を18V 側として使う設計で、無負荷チェンスピードは電池を替えても5.0m/s のままです。マルチボルト蓄電池で変わるのは1充電あたりの作業時間だけです。

ブラシレスモーターではないと寿命が短いですか?

ブラシ付き直流モーターはカーボンブラシが消耗品になるため、同じ使い方ならブラシレス機より整備の機会は多くなります。とはいえ CSP1820DA の1充電あたり約70カットという想定作業量から見て、家庭の庭木管理の頻度で早期にブラシが尽きる設計ではありません。業務で毎日連続使用するなら、ブラシレス機の CS1825DC などを別に持つ構成が現実的です。

関連ページ

出典

  • HiKOKI(工機ホールディングス)公式製品ページ「コードレスポールソー CSP1820DA」仕様・1充電当たりの作業量・別売部品(2026年8月29日確認)
  • HiKOKI 公式製品ページ「コードレスポールヘッジトリマ CHP1825DA」「コードレスチェンソー CS1825DC/CS3625DC」「コードレスミニチェンソー CS1810DD」各仕様表(2026年8月29日確認)
  • 楽天市場の掲載価格(2026年8月29日取得。価格は変動します)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

目次