HiKOKI(ハイコーキ)の充電式チェンソーは、現行で7仕様。ガイドバーは100mmから350mmまで3.5倍開き、質量も1.4kgから4.7kgまで3.4倍開きます。ところが1充電あたりの作業量は電圧ではなく蓄電池容量で決まるため、18Vのミニチェンソーが36V機に迫る場面もあります。
数値はすべて工機ホールディングス(HiKOKI)公式サイトの製品仕様に基づく、2026年8月26日時点のものです。
HiKOKI 充電式チェンソー 全7仕様 早見表
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| 形名 | 種別 | ガイドバー | チェン形式 | チェンスピード | 質量 | オイルタンク | 対応蓄電池 | 本体のみ 税別 | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CS3635DB | コードレス | 350mm | 90PX-52E | — | 4.7kg | 100mL | マルチボルト | 46,600円 | Amazonで見る |
| CS3630DB | コードレス | 300mm | 90PX-45E | — | 4.6kg | 100mL | マルチボルト | 44,500円 | Amazonで見る |
| CS3625DC | コードレス | 250mm | 90PX-40E | 12.6m 毎秒 | 3.1kg | 70mL | マルチボルト | 44,000円 | Amazonで見る |
| CS1825DC | コードレス | 250mm | 90PX-40E | 12.1m 毎秒 | 2.7kg | 70mL | マルチボルト+18V | 34,700円 | Amazonで見る |
| CSP1820DA | ポールソー | 200mm | 90PX-33E | 5.0m 毎秒 | 3.3kg | 70mL | 18V+マルチボルト | 26,300円 | Amazonで見る |
| CS1810DD | ミニ | 100mm | SC11-34 | 8.0m 毎秒 | 1.5kg | 55mL | 18V+マルチボルト | 32,000円 | Amazonで見る |
| CS1210DD | ミニ | 100mm | SC11-34 | 8.0m 毎秒 | 1.4kg | 55mL | 10.8V | 29,800円 | Amazonで見る |
ガイドバーは3.5倍、質量は3.4倍。ほぼ比例している
100mmのCS1210DDと350mmのCS3635DBを比べると、ガイドバー長さは3.5倍、質量は1.4kgから4.7kgで3.4倍です。切れる太さと重さはほぼ等倍で増えるため、「軽くて太い木も切れる」機種は現行に存在しません。例外はポールソーCSP1820DAで、バー200mmに対して3.3kgと重いのですが、これは全長1,880〜2,470mmの伸縮パイプを含む重量です。
作業量を決めているのは電圧ではなく蓄電池容量
1充電あたりの作業量(杉角材50×50mm)を並べると、電圧の順番どおりには並びません。18VのCS1810DDにマルチボルト蓄電池BSL36A18X(18V-5.0Ah)を付けると約380カットで、36V・250mmのCS3625DC(約390カット)にほぼ並びます。同じCS1810DDでも18V-2.0Ahでは約152カットまで落ちるため、差を作っているのは電圧ではなく容量です。
注意したいのは、この比較は「同じ杉角材50×50mmを切ったとき」の目安である点です。CS1810DDのガイドバーは100mmなので、350mmバーのCS3635DBが切れる太さの幹はそもそも切れません。作業量が近い=同じ仕事ができる、ではありません。
用途から選ぶ
| 用途 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| 直径30cm超の伐採・玉切り | CS3630DB/CS3635DB | 現行で唯一の300mm・350mmバー。オイルタンクも100mLと大きい |
| 直径20cm前後を1日通して | CS3625DC | 250mmバーで約390カット。チェンスピード12.6m 毎秒は現行最速 |
| 庭木の伐採を月数回・18V資産あり | CS1825DC | 250mmクラス最軽量2.7kg、本体34,700円税別、18V蓄電池が使える |
| 高所の枝下ろし | CSP1820DA | 全長1,880〜2,470mmの伸縮ポールソー。脚立を使わずに済む |
| 枝払い・剪定枝の処理 | CS1810DD | 1.5kgで片手扱いしやすい。5.0Ahなら約380カットと持続力もある |
| 最軽量・10.8V資産あり | CS1210DD | 1.4kgで現行最軽量。ただし作業量は約88カットと最少 |
- マルチボルト専用:CS3625DC/CS3630DB/CS3635DB。18Vスライド式単体では動きません。
- マルチボルト+18V両対応:CS1825DC/CS1810DD/CSP1820DA。手持ちの18V蓄電池をそのまま使えます。
- 10.8V専用:CS1210DD。BSL12XXシリーズ専用で、18V系とは互換がありません。
- マルチボルト蓄電池は18V工具では18V-5.0Ahとして動くため、1個で36V機と18V機の両方をまかなえます。詳細は HiKOKI T-PWRバッテリー 横断比較 を参照してください。
- CS3630DB/CS3635DBのチェンスピードはHiKOKI公式サイトの仕様表に記載がないため「—」としています。数値がないことを「遅い」と読まないでください。
- 1充電あたりの作業量は杉角材50×50mmという特定条件での目安です。樹種・含水率・切れ味で大きく変わります。
- 価格は希望小売価格(税別・本体のみ)で、実売価格とは異なります。
- チェンソーはキックバックによる重大事故が起こりうる工具です。防護服・保護メガネ・手袋の着用と、取扱説明書に従った作業姿勢を守ってください。
重視ポイントで選ぶ
スペック表は「どれが自分向きか」までは教えてくれません。ここでは同じ7仕様を、購入時に実際に迷う4つの軸で並べ替えました。数値はすべて上の早見表と同じHiKOKI公式値(2026年8月26日時点)です。
① 軽さを最優先するなら
| 形名 | この軸での位置づけ |
|---|---|
| CS1210DD(10.8V) | 1.4kg。全7仕様で最軽量。枝払い・園芸の片手作業向け |
| CS1810DD(18V) | 1.5kg。重さはほぼ同じで、18V/マルチボルトが使える |
| CS1825DC(18V) | 2.7kg。250mmバーで最軽量。ここから“両手で構える”重さ |
質量はHiKOKI公式値(蓄電池装着時)。バー長が短いほど軽くなります。
② 切断スピードを最優先するなら
| 形名 | この軸での位置づけ |
|---|---|
| CS3625DC(36V) | 12.6m/秒。公表値のある中で最速 |
| CS1825DC(18V) | 12.1m/秒。CS3625DCとバー・チェンは共通で、差は0.5m/秒 |
| CS1810DD(18V) | 8.0m/秒。ミニでは速いが、250mm機には届かない |
チェンスピードはHiKOKI公式値。公式にスピード値の記載がない350/300mm機は除外しています。
③ 本体価格を最優先するなら
| 形名 | この軸での位置づけ |
|---|---|
| CSP1820DA(ポールソー) | 26,300円。全7仕様で最安。ただし用途は高所の枝払い専用 |
| CS1210DD(10.8V) | 29,800円。ミニの最安。10.8V専用なので電池の使い回しは効かない |
| CS1825DC(18V) | 34,700円。250mmバーの実用機としては最安 |
本体のみ(蓄電池・充電器なし)の税別希望小売価格。実売は販売店により異なります。
④ バッテリーの使い回しを最優先するなら
| 形名 | この軸での位置づけ |
|---|---|
| CS1825DC/CSP1820DA/CS1810DD | 18Vとマルチボルトの両方に対応。手持ちの18V資産をそのまま使える |
| CS3635DB/CS3630DB/CS3625DC | マルチボルト専用。18V電池は使えない |
| CS1210DD | 10.8V専用。他シリーズと電池を共用できない唯一の機種 |
対応蓄電池はHiKOKI公式の記載に基づきます。
主要3機種の購入先
※上記は広告リンクです。参考価格は取得時点のもので、変動します。
個別の図鑑ページ
▶ CS3625DC(36V・250mm)/▶ CS1825DC(18V・250mm)/▶ CS3630DB・CS3635DB(36V・300/350mm)
よくある質問
HiKOKI の充電式チェンソーは現行で何機種ありますか?
HiKOKI公式サイトの園芸工具カテゴリでは、CS3630DB/CS3635DB/CS3625DC/CS1825DC/CS1810DD/CS1210DD/CSP1820DA の7仕様が掲載されています(2026年8月26日時点)。バー長は100mmから350mmまでで、うち250mmは36V機と18V機の2機種があります。
マルチボルト蓄電池はどの機種で使えますか?
CS3625DC・CS3630DB・CS3635DBはマルチボルト専用です。CS1825DC・CS1810DD・CSP1820DAはマルチボルトと18Vスライド式の両対応です。CS1210DDのみ10.8V専用で、18V系とは互換がありません。
一番長く使えるのはどの機種ですか?
杉角材50×50mmでの1充電あたりの作業量は、CS3630DBの約400カット(36V-2.5Ah)が最大です。次いでCS3625DCの約390カット、CS1810DDに18V-5.0Ahのマルチボルト蓄電池を使ったときの約380カットが続きます。ただし切れる太さはバー長で決まるため、作業量だけでは選べません。
チェンスピードが速いほど良いのですか?
速いほど切断は速く進みますが、公式値で最速のCS3625DC(12.6m 毎秒)と最遅のCSP1820DA(5.0m 毎秒)は用途が違います。ポールソーは高所の枝下ろし用で、切断速度より届く高さとバランスが優先されます。
ミニチェンソーで太い木は切れますか?
切れません。CS1810DD・CS1210DDのガイドバーは100mmで、チェン形式もSC11-34(1 4インチピッチ)と細めです。枝払いや剪定枝の処理が想定用途で、幹の伐採には250mm以上の機種が必要です。
本体のみとセット品ではどちらが得ですか?
すでに同じプラットフォームの蓄電池と充電器を持っているなら本体のみ(NN)が安く済みます。たとえばCS3625DCは本体のみ44,000円、セット(XPZ)65,800円(いずれも税別)で、差額21,800円がマルチボルト蓄電池BSL36A18XとUC18YDL2の分です。
出典
・工機ホールディングス(HiKOKI)公式サイト 園芸工具「チェンソー」カテゴリおよび各製品仕様ページ(CS3630DB / CS3635DB、CS3625DC、CS1825DC、CS1810DD、CS1210DD、CSP1820DA)2026年8月26日閲覧
・参考価格は楽天市場の掲載価格(2026年8月26日時点)
▶ 電動工具全体の選び方は 電動工具の選び方 完全ガイド にまとめています。
関連ページ
機種ごとの適合ソーチェンは ソーチェン適合早見表 でチェン形式とコードNo.まで一覧にしています。
