マキタ BL4080F と BL4080H の違い|同じ8.0Ahで16,700円差は最大出力1.0kW分

マキタ 40Vmax リチウムイオンバッテリ 同容量2本の比較イラスト BL4040 BL4040F

BL4080F と BL4080H は、容量8.0Ah も充電時間(DC40RAでフル約76分)も同じ。違うのは最大出力(2.8kWクラス対3.8kWクラス)と、標準小売価格の16,700円だけです。末尾の H はマキタの分類で「高出力★★」にあたり、現行7型番のなかで最も出力の高いバッテリーです。

3行でわかる違い
  • 容量はどちらも8.0Ah。使える時間はほぼ同じ
  • フル充電はどちらもDC40RAで約76分。充電の速さでは選べない
  • 唯一の差が最大出力 2.8kW → 3.8kW(約1.36倍)。16,700円はここに払う

数値は2026年8月28日時点のマキタ公式サイト「40Vmaxリチウムイオンバッテリ」ページの掲載値です。

目次

BL4080F と BL4080H のスペック比較

項目BL4080FBL4080H
電圧40Vmax40Vmax
バッテリ容量8.0Ah8.0Ah
最大出力2.8kWクラス3.8kWクラス
高出力タイプ
フル充電(DC40RA/DC40RB)約76分約76分
実用充電(DC40RA/DC40RB)約60分約60分
フル充電(DC40WB/DC40WA)約420分約420分
残容量表示ありあり
保護等級IP56(バッテリ単体)IP56(バッテリ単体)
スマートシステム対応対応
部品番号A-73368A-77263
標準小売価格(税別)62,500円79,200円

容量・充電時間・保護等級・スマートシステム対応はすべて同一。違うのは「最大出力」と「価格」の2行だけです。

「H」はマキタの高出力★★グレード

マキタは40Vmaxバッテリを3段階で整理しています。標準(BL4020・BL4025・BL4040)、高出力★=末尾F(BL4040F・BL4050F・BL4080F)、そして高出力★★=末尾H(BL4080H)です。公式は★★について「最大出力3.8kWクラスで高負荷連続作業に強い」と説明しています。

最大出力の差はここだけ
マキタ公式の「最大出力(クラス)」表記。同社測定基準による短時間連続出力。
BL4080F2.8kWBL4080H3.8kW
容量・充電時間・寸法まわりの仕様は同じで、変わるのはこの1行だけ。

注意したいのは、この数値がマキタの自社測定基準による短時間連続出力である点です。3.8kWが常時出続けるわけではなく、負荷が跳ね上がった局面での余力の差と考えるのが実態に近い読み方になります。

ネット上の評判まとめ|実機レビューで挙がっている評価と指摘

BL4080FとBL4080Hは業務用途向けの高価格帯バッテリで、購入者レビューの母数がきわめて少ない型番です。2026年9月4日時点で楽天市場の該当商品ページに件数の集計は表示されておらず(BL4080Fは評価5.00、BL4080Hは評価の登録なし)、価格比較サイトにもレビュー欄がありません。そこで実機を入手して検証している工具専門メディアの記述を、評価されている点と指摘されている点に分けて整理します。

評価されている点
  • 1本で8.0Ahという単一大容量。BL4080Fは「単一大容量のバッテリ」が長所として挙げられ、5段階評価で4/5とされている。
  • 定置型・据え置き用途では実用的。ランタン付ラジオMR008Gに装着するとFMラジオとランタンの同時動作で約30時間、USB出力を併用しても余裕があると報告されている。
  • BL4080Hは最大出力の向上が長所。同サイズのケースにタブレスセルを採用し、BL4080Fより出力を引き上げた点が評価されている(評価4/5)。
  • 充電器の買い足しは不要。DC40RAなど既存の40Vmax用充電器でそのまま充電できる。
指摘されている点
  • 片手持ち工具では実用性がほぼない。エアダスタAS001G・インパクトTD001Gに装着した検証で「片手で持つには重すぎて重量バランスも最悪」とされ、BL4025/BL4040の使用が推奨されている。
  • クリーナでも腕に負担。CL001Gでは動作に問題はないものの「使い続けていると腕の変なところが痛くなる」「実用的にはBL4050Fくらいの重さが限界」と書かれている。
  • 物理的に装着できない機種がある。充電式ファンCF001Gには装着できなかったと報告されている。
  • BL4080Hは高価格が唯一の短所として挙げられ、恩恵が明確なのは業務用クラスのチェンソー・パワーカッター・大径ディスクグラインダなどに限られる、とされている。インパクトドライバや丸ノコでは体感しにくい。
⚠ 読み取り上の注意
上記は購入者レビューの集計ではなく、実機を入手した工具専門メディア1社の検証記事にもとづく要約です。母数が1件のため、平均点や賛否の比率として読まないでください。とくに「重い・バランスが悪い」という指摘は片手持ち工具に装着した場合の評価であり、据え置き機や地面に置いて使う機種では同じ結論になりません。またBL4080HはUC030G(エンジン式50mL相当の充電式チェンソー)向けに開発された経緯が指摘されており、対象機種が限られる点も踏まえて判断してください。

出典:VOLTECHNO「マキタ BL4080F 40Vmax 8.0Ahバッテリーを発売、国内市場最大容量バッテリー」/「Makita BL4080H HIGH-OUTPUT BATTERYを発表」(いずれも2026年9月4日閲覧)、楽天市場の該当商品ページ(2026年9月4日時点)。

どちらを買うべきか

用途別・どちらを選ぶか
BL4080F でよい人
  • 8.0Ahの「持ち」が目的で、出力は現状で足りている
  • 丸ノコ・ハンマドリルを使うが連続の重切削は多くない
  • 複数本そろえたいので1本あたりの単価を抑えたい
  • 手持ち工具の推奨バッテリに BL4080H の記載がない
BL4080H を選ぶべき人
  • 硬い材や太い径を連続で切る・削る作業が多い
  • 高負荷が続く現場で工具の失速を減らしたい
  • 40Vmaxのなかで最も余力のある1本を基準に据えたい
  • 大型のチェンソー・刈払機・高出力機を主用途にする

8.0Ahクラスはどちらも高価な部類です。「持ち」だけが目的なら BL4080F で足りるケースが多く、BL4080H の16,700円が効くのは高負荷が連続する使い方に限られます。容量を落として本数を増やす選択肢も含めて考えるなら、マキタ 40Vmax バッテリー 全型番 早見表 で7型番を横並びに見てください。

⚠ 8.0Ahを買う前に確認する3点
  • 通常充電器 DC40WB/DC40WA ではフル充電に約420分=7時間。急速タイプの DC40RA/DC40RB とセットで考える
  • マキタ公式は「一部対応しないモデルがあります」と明記している。工具側の「推奨バッテリ」欄を先に確認する
  • 容量が上がるぶんパックは大きく重くなる。上向き作業や長時間の取り回しでは小容量を複数持つほうが疲れにくい場合がある

BL4080F / BL4080H の購入先

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同じ構図の比較として、4.0Ah帯の BL4040 と BL4040F の違い も用意しています。充電器側は マキタ 40Vmax 充電器 全型番 早見表DC40RA と DC40RB の違い をどうぞ。

よくある質問

BL4080F と BL4080H はどちらが長く使えますか?

容量はどちらも8.0Ahで同じため、同じ負荷なら使える時間はほぼ変わりません。違いは最大出力で、BL4080F が2.8kWクラス、BL4080H が3.8kWクラスです。

BL4080H は充電に時間がかかりますか?

いいえ、同じです。マキタ公式の一覧表では、どちらも DC40RA/DC40RB で実用充電 約60分・フル充電 約76分、DC40WB/DC40WA で実用充電 約335分・フル充電 約420分と記載されています。

差額の16,700円は何に対する対価ですか?

標準小売価格(税別)は BL4080F が62,500円、BL4080H が79,200円です。容量・充電時間・残容量表示・IP56・スマートシステム対応はすべて共通なので、差額は最大出力1.0kWぶんに対する対価と考えられます。

BL4080H は「高出力★★」と表記されていますが、★1つとの差は何ですか?

マキタは40Vmaxバッテリを標準/高出力★(末尾F)/高出力★★(末尾H)の3段階で整理しています。★★の BL4080H は公式に「最大出力3.8kWクラスで高負荷連続作業に強い」と説明されており、現行7型番のなかで最も出力が高い位置づけです。

8.0Ahは通常タイプの充電器でも使えますか?

使えますが、DC40WB/DC40WA ではフル充電までが約420分=7時間かかります。8.0Ahを実務で回すなら、フル充電約76分の急速タイプ DC40RA/DC40RB とセットで考えるのが現実的です。

出典

・マキタ公式サイト「40Vmaxリチウムイオンバッテリ」製品ページ(価格・仕様など)2026年8月28日確認
本文の容量・最大出力・充電時間・部品番号・標準小売価格はすべて上記の公式掲載値です。実売価格は各ショップの表示によります。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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