HR010Gは、片手で扱えるサイズのまま40Vmaxを積んだ「ワンハンド」ハンマドリルで、コンクリート20mmまでの下穴・アンカー施工を数多くこなす人向けの1台です。マキタは自社のワンハンドハンマドリルシリーズにおける最強モデル(2023年2月現在・同社調べ)としており、穴あけスピードは同社18V(17mmクラス)機比で約2.3倍とされています。
HR010Gの要点
- ✓コンクリート穴あけ能力20mm・SDSプラスシャンク。回転数0〜1,350min-1、打撃数0〜5,000min-1
- ✓質量2.6kg(集じんなし・BL4025装着・サイドグリップ非装着)/3.6kg(集じんシステムDX16装着)
- ✓本体のみのHR010GZKは標準小売価格58,000円(税別)、フルセットのHR010GRDXVは122,800円(税別)
- ✓振動3軸合成値はハンマドリル10.0m/s2・ハンマ7.6m/s2(新規格EN62841-2-6)
- ✓BL4025装着時の1充電作業量はφ10.5mm・深さ60mmで約75本
以下の数値はすべてマキタ公式製品ページの記載で、2026年9月4日時点のものです。
HR010Gの主要スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー・区分 | マキタ/充電式ハンマドリル |
| 型番 | HR010G(集じん付はHR010GV) |
| 電源 | 直流36V(40Vmax) |
| シャンク | SDSプラスシャンク |
| 穴あけ能力 | コンクリート20mm/鉄工13mm/木工26mm/コアビット35mm/ダイヤモンドコアビット32mm |
| 回転数 | 0〜1,350 min-1 |
| 打撃数 | 0〜5,000 min-1 |
| 作業モード | 3モード切替(回転+打撃/打撃/回転)・ハツリ可能 |
| 振動3軸合成値 | 新規格 ハンマドリル10.0/ハンマ7.6 m/s2(EN62841-2-6) 旧規格 8.5/7.3 m/s2(EN60745-2-6) |
| 本機寸法 | 289×93×217mm(HR010G)/422×132×217mm(HR010GV) |
| 質量 | 2.6kg(HR010G・サイドグリップ非装着)/3.6kg(HR010GV・サイドグリップ装着)※BL4025装着時 |
| 1充電作業量 | φ6.0mm深さ60mm 約120本/φ10.5mm深さ60mm 約75本/φ14.5mm深さ60mm 約50本(BL4025) |
| 集じんシステム | DX16(集じん容量400mL・最大ビット径20mm・ビット全長165mmまで・集じん率90%以上) |
| 防じん防水 | APT/IP56(バッテリもIP56) |
| 標準小売価格(税別) | HR010GZK 58,000円/HR010GRDX 113,900円/HR010GZKV 66,900円/HR010GRDXV 122,800円 |
HR010Gの特徴を数値で読む
2.6kgという質量が「ワンハンド」の中身
集じんシステムを外したHR010Gは質量2.6kg・長さ289mmです。28mmクラスのHR011G(3.6kg・377mm)と比べると1.0kg軽く、88mm短くなります。上向きの天井アンカー打ちや脚立上での作業のように、姿勢が保てるかどうかが作業量を決める場面では、この差がそのまま1日の本数に効きます。
穴あけ能力20mmは「アンカー下穴の主戦場」
コンクリート20mm、鉄工13mm、木工26mmまで対応します。M10・M12クラスのあと施工アンカー下穴(φ10.5〜14.5mm)が守備範囲の中心で、その領域では1充電あたり75〜50本という具体的な目安が公式に示されています。φ18mm以上を日常的に開けるなら28mmクラスのHR011Gが射程です。
集じんシステムDX16は「ビット全長165mmまで」の制約付き
集じん容量400mLはHR011GのDX17と同じですが、対応するのは最大ビット径20mm・ビット全長165mmまでです。DX17の28mm・265mmと比べて短いビットしか通らないため、深い穴を集じんしながら開けたい用途ではHR011G側が有利になります。装着時の質量は3.6kg・長さ422mmです。
AFTと電子変速スイッチは非搭載
HR010Gは防振構造AVT・防じん防水APT/IP56・無線連動集じん・トルクリミッタ・LEDライト・ブレーキ・正逆転切替を備えますが、公式の機能表にはHR011Gにある振り回され低減AFTと電子変速スイッチの記載がありません。ビットロック時の自動停止を重視するならHR011Gを選ぶことになります。
🔋 40Vmaxバッテリ・充電器の互換情報
| 推奨(◎) | BL4020/BL4025/BL4040/BL4040F |
| 使用可(○) | BL4050F/BL4080F/BL4080H |
| 対応ポータブル電源 | PDC01/PDC1200(いずれも◎) |
| フルセット付属の充電器 | DC40RA(BL4025を実用充電 約19分・フル充電 約28分) |
| HR011Gとの違い | HR011GはBL4050Fも推奨(◎)扱い。HR010GではBL4050F以上が使用可(○) |
バッテリの容量差はマキタ40Vmaxバッテリー横断比較、18Vとの使い分けは18Vと40Vmaxの違いで扱っています。
⚠ カタログ値の条件に注意
1充電作業量はBL4025装着時の参考値で、バッテリの充電状態や作業条件によって変わります。振動3軸合成値は新規格EN62841-2-6と旧規格EN60745-2-6で数値が異なり、同じ機種でも新規格10.0/旧規格8.5m/s2と差が出ます。他機種と比べるときは規格をそろえてください。IP56表示は故障しないことを保証するものではなく、集じんシステム取付時は対象外です。
購入先
40Vmaxバッテリと充電器を持っているなら本体のみのHR010GZK、集じんシステムまで一式で揃えるならHR010GRDXVが基本です。
よくある質問
HR010GとHR011Gはどちらを選ぶべきですか?
開ける穴の径で決まります。コンクリートφ14.5mm程度までが中心で軽さを優先するならHR010G(20mm・2.6kg)、φ18mm以上やコアビット径68mmまで使うならHR011G(28mm・3.6kg)です。標準小売価格は本体のみで58,000円と68,400円(いずれも税別)と10,400円差です。
HR010Gでハツリ作業はできますか?
できます。3モード切替(回転+打撃/打撃/回転)を備え、打撃のみのハンマモードでハツリが可能です。ただし本格的なハツリは質量とSDSマックスシャンクを持つ上位機の領域で、HR010Gはあくまで穴あけ主体の機種です。
集じんシステムを付けると質量はどうなりますか?
集じんなしのHR010Gが2.6kg・長さ289mmに対し、集じんシステムDX16を装着したHR010GVは3.6kg・長さ422mmです。差は1.0kgと133mmで、ワンタッチで脱着できます。
どの40Vmaxバッテリが推奨ですか?
BL4020・BL4025・BL4040・BL4040Fが推奨(◎)、BL4050F・BL4080F・BL4080Hが使用可(○)です。ポータブル電源のPDC01・PDC1200にも対応します。
関連記事と出典
- マキタ HR011G|40Vmax 28mm ハンマドリルのスペック・1充電作業量・価格
- HR010GとHR011Gの違い|20mmと28mm、どちらを選ぶか
- マキタ HR001G|40Vmax 充電式ハンマドリル
- 電動工具の選び方ガイド(ピラー記事)
出典:マキタ公式製品ページ「HR010G_GV」(makita.co.jp)。2026年9月4日に取得。
