VP001GとVP281Dの違いは、電圧・1充電作業時間・質量・本機の長さ・価格の5点だけです。真空ポンプとしての性能――到達真空度3Pa、排気速度2CFM(57L/分)、2段式ロータリー、オイル量、吸気口の規格――はマキタ公式の値がすべて一致します。したがって選ぶ基準は「どちらのバッテリを持っているか」であり、両方持っている場合だけ1充電作業時間の40分差が判断材料になります。
結論の要点
- ✓ポンプ性能は完全に同一。到達真空度3Pa・排気速度57L/分・2段式ロータリー・オイル量160〜190mL・吸気口1/4”と5/16”オスフレア
- ✓違いは5点だけ=電圧(40Vmax/18V)・1充電作業時間(約170分/約130分)・質量(4.4kg/4.1kg)・長さ(296mm/288mm)・価格(60,000円/59,000円 税別)
- ✓本体価格差はわずか1,000円。価格で選ぶ理由はほとんどない
- ✓40Vmaxのバッテリを持っているならVP001G、18Vだけを持っているならVP281D。バッテリを一から買うなら作業時間の長いVP001G
- ✓どちらも本体のみ(Zセット)が基本で、バッテリ・充電器・ケースは別売
以下の数値はすべてマキタ公式サイトの製品ページに基づく、2026年8月30日時点のものです。
VP001G と VP281D の比較表
| 項目 | VP001G(40Vmax) | VP281D(18V) |
|---|---|---|
| 電源 | 直流36V(40Vmax) | 直流18V |
| ポンプ方式 | 2段式ロータリー | 2段式ロータリー |
| 到達真空度 | 3Pa | 3Pa |
| 排気速度 | 57L/分(2CFM) | 57L/分(2CFM) |
| オイル量 | 160〜190mL | 160〜190mL |
| 吸気口 | 1/4”・5/16” オスフレア | 1/4”・5/16” オスフレア |
| 1充電作業時間 | 約2時間50分(BL4040装着時) | 約2時間10分(BL1860B装着時) |
| 本機寸法 | 296×125×180mm | 288×125×180mm |
| 質量 | 4.4kg(BL4040装着時) | 4.1kg(BL1860B装着時) |
| 本体のみ価格 | VP001GZ 60,000円(税別) | VP281DZ 59,000円(税別) |
違い①:1充電作業時間は40分差
最も実務に効く差がここです。VP001Gが約2時間50分、VP281Dが約2時間10分で、差は40分(約1.3倍)。両機とも公式が「1充電連続作業時間は当社18V従来機比で2倍以上」と表記していますが、比較対象は旧型の18V機であって互いを比べた数値ではありません。VP001Gが「VP281Dの2倍持つ」わけではない点に注意してください。
違い②:質量と本機寸法
本体そのものは両機とも質量3.4kg・全長241×幅125×高さ180mm(バッテリ非装着時)で共通です。差の0.3kgと8mmは装着するバッテリの違いによるもので、ポンプ本体の設計差ではありません。
違い③:価格差は1,000円だけ
本体のみモデルの標準小売価格はVP001GZが60,000円、VP281DZが59,000円(いずれも税別)。差は1,000円で、性能差に対して価格差はほぼ無視できます。実売価格は流通量の差から18VのVP281DZのほうが下がりやすい傾向にありますが、これは定価差ではなく市場の差です。
どちらを選ぶべきか
| こんな方に | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 40Vmaxのバッテリをすでに持っている | VP001G | 追加投資なしで1充電作業時間が最も長い構成になる |
| 18Vのバッテリだけを持っている | VP281D | 手持ちのバッテリをそのまま使える。ポンプ性能は同じ |
| バッテリを一から揃える | VP001G | 作業時間40分の差が効く。40Vmaxは他の工具への展開余地も大きい |
| 1日に何件も現場を回る | VP001G | バッテリ交換の回数を減らせる |
| 持ち運びの軽さを最優先したい | VP281D | バッテリ込みで0.3kg軽く、本機も8mm短い |
バッテリ互換の整理
⚠ 比較するときの注意点
- 公式の「2倍以上」は互いの比較ではありません。両機とも比較対象は同社の旧18V機です。VP001GとVP281Dの実際の差は40分(約1.3倍)です。
- 質量の比較は条件を揃えてください。4.4kgと4.1kgはいずれもバッテリ装着時、3.4kgはバッテリ非装着時の値です。
- 実売価格差=性能差ではありません。定価差は1,000円ですが、流通量の違いで実売価格の差はこれより大きくなることがあります。
- どちらもケース別売です。専用の真空ポンプ用アルミケース(A-00728)はVP001G・VP281D共用です。
購入先
どちらも本体のみ(Zセット)が流通の中心です。価格は取得時点のもので変動します。
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よくある質問
VP001GとVP281Dで真空引きの性能に差はありますか?
ありません。マキタ公式の値では到達真空度3Pa、排気速度57L/分(2CFM)、ポンプ方式2段式ロータリー、オイル量160〜190mL、吸気口1/4”・5/16”オスフレアがすべて一致します。対応範囲も両機とも「家庭用エアコンから7馬力クラスの事務所・店舗用空調機まで」と同じ表記です。
価格差1,000円ならVP001Gを選べばよいですか?
本体だけを見ればそうなりますが、40Vmaxのバッテリと充電器を持っていない場合は追加費用が大きくなります。すでに18Vのバッテリ資産があるなら、その分をVP281Dの本体代に充てるほうが総額は安く済みます。
1充電作業時間はバッテリ容量で変わりますか?
変わります。公式値はVP001GがBL4040装着時、VP281DがBL1860B装着時の参考値で、いずれも「バッテリの充電状態や作業条件により異なります」と注記されています。VP001GはBL4050FやBL4080Fなど容量の大きいバッテリも推奨とされているため、作業時間はさらに伸ばせます。
2機種でケースやアクセサリは共用できますか?
できます。真空ポンプ用アルミケース(部品番号A-00728)はVP001G・VP281D共用の別販売品です。デジタル真空ゲージや真空ポンプ用ホースも共通で使えます。ただしバッテリと充電器だけは40Vmaxと18Vで互換がありません。
出典
- マキタ公式サイト 製品情報「充電式真空ポンプ VP001G」(価格・仕様など/主要機能/特長)|2026年8月30日確認
- マキタ公式サイト 製品情報「充電式真空ポンプ VP281D」(価格・仕様など/主要機能/特長)|2026年8月30日確認
