CR36DSAとCR36DMAは切断能力が完全に同じで、分かれるのは「質量」と「1充電の作業量」です。解体・撤去で長時間切り続けるならCR36DSA(4.3kg・ストローク量32mm・木材80カット)、狭所や高所の取り回しを優先するならCR36DMA(2.9kg・ストローク量29mm・全長361mm)。この2軸で決まります。
- ✓切断能力は同じ:パイプ外径130mm/木材厚さ255mm/軟鋼板厚さ19mm
- ✓質量差は1.4kg(CR36DSA 4.3kg vs CR36DMA 2.9kg)、全長差は109mm
- ✓ストローク量は32mm vs 29mm。1充電の木材カット数は80 vs 60
- ✓最高速はCR36DMAが0〜3,000min-1で速く、CR36DSAは0〜2,600min-1
※本ページのスペックは2026年8月2日時点のHiKOKI公式製品ページ(CR36DSA/CR36DMA)の記載に基づきます。
CR36DSA と CR36DMA スペック比較表
| 項目 | CR36DSA | CR36DMA |
|---|---|---|
| 電圧 | 36V(マルチボルト) | 36V(マルチボルト) |
| モーター | 直流ブラシレスモーター | 直流ブラシレスモーター |
| ストローク量 | 32mm | 29mm |
| 最高速ストローク数 | 0〜2,600min-1 | 0〜3,000min-1 |
| 切断能力(パイプ) | 外径130mm | 外径130mm |
| 切断能力(木材) | 厚さ255mm | 厚さ255mm |
| 切断能力(軟鋼板) | 厚さ19mm | 厚さ19mm |
| 全長×高さ×幅 | 470×240×91mm | 361×219×87mm |
| 質量 | 4.3kg | 2.9kg |
| 無負荷振動値 | 7.8m/s2 | 公式記載なし |
| 1充電 木材カット数 | 80カット | 約60カット |
| 標準蓄電池 | BSL36A18X | BSL36A18X |
| 標準付属品 | 六角棒スパナ | ブレードNo.141(S)・六角棒スパナ |
| 希望小売価格(税別・NN) | 43,000円 | 39,100円 |
| 希望小売価格(税別・2XPZ) | 91,000円 | 91,600円 |
数値で見る3つの差
どちらを選ぶか
CR36DSAが向くケース
解体・撤去で1日中切り続ける人にはCR36DSAです。ストローク量32mmで1ストロークあたりの送り量が大きく、1充電で木材80カット・鋼管45カットと作業量が伸びます。加えて電池防振構造で電池接合部への負担を従来機CR36DA比 約66%低減し、ローラーサポート構造で軸受け部の摩耗・発熱も抑えている。酷使する前提の耐久設計が最大の理由です。無負荷振動値7.8m/s2という数値も、長時間作業では効いてきます。
CR36DMAが向くケース
天井裏・床下・配管まわりなど、刃を差し込む余地が限られる現場ならCR36DMAです。全長361mm・質量2.9kgはCR36DSAより109mm短く1.4kg軽い。それでいて切断能力は同じで、逆さ切りでもパワーが落ちません。最高速も0〜3,000min-1とCR36DSAより高く、薄物を素早く切る場面では有利です。設備・電気工事のように「切る量より入る場所」が問題になる作業に向きます。
価格差はほぼ判断材料にならない
本体のみ(NN)で43,000円 vs 39,100円、電池・充電器付き(2XPZ)では91,000円 vs 91,600円と逆転します(いずれも税別・希望小売価格)。差は数千円以内なので、価格ではなく用途で選ぶべき2機種です。
従来機CR36DAとの関係
CR36DAは質量4.5kg・ストローク量32mm・最高速0〜3,000min-1のフルサイズ機で、CR36DSAはその耐久性強化版という位置づけです。CR36DSAはCR36DAより0.2kg軽い一方、最高速は0〜2,600min-1に抑えられています。3機種とも切断能力は同一で、マルチボルト蓄電池を共用できます。
BSL3620/BSL3625/BSL3626/BSL3660、BSL18XXシリーズ、BSL14XXシリーズは使用できません。
2機種は電池・充電器を完全に共用できるため、すでにどちらかを持っているなら本体のみ(NN)の追加購入で運用できます。
- どちらも18V機のバッテリー(BSL18XXシリーズ)は使えません。マルチボルト蓄電池が別途必要です
- CR36DMAのカタログPDF表記は2023年2月現在、CR36DSAは2026年1月現在のもの。価格・仕様は改定される場合があります
- 1充電当たりの作業量・切断スピードはいずれも公式の参考値で、材料・刃の状態・使用環境で大きく変わります
- CR36DSAの耐久性・振動に関する数値は、すべて従来機CR36DAとの比較による参考値です
購入先と参考価格
価格は変動します。上記は2026年8月2日時点の参考値です。
よくある質問
CR36DSAとCR36DMAで切断能力に差はありますか?
ありません。パイプ外径130mm(軟鋼・塩ビとも)、木材厚さ255mm、軟鋼板厚さ19mmで両機とも同じです。差が出るのはストローク量(32mm vs 29mm)と1充電当たりの作業量、そして質量・全長です。
CR36DSAとCR36DMAはバッテリーを共用できますか?
できます。両機ともマルチボルト蓄電池(残量表示付)専用で、標準はBSL36A18X、充電器はUC18YDL2です。ただしBSL3620/BSL3625/BSL3626/BSL3660およびBSL18XX・BSL14XXシリーズは両機とも使用できません。
どちらが速く切れますか?
材料と条件によります。最高速の無負荷ストローク数はCR36DMAが0〜3,000min-1、CR36DSAが0〜2,600min-1でCR36DMAが上ですが、ストローク量はCR36DSAが32mmで3mm長く、1ストロークで送る刃の量が多くなります。厚物ではCR36DSA、薄物ではCR36DMAが有利になりやすい構図です。
価格はどちらが安いですか?
本体のみ(NN)ではCR36DMAが39,100円、CR36DSAが43,000円でCR36DMAが安く、電池・充電器付き(2XPZ)ではCR36DSAが91,000円、CR36DMAが91,600円と逆転します(いずれも税別の希望小売価格・2026年8月2日時点)。差は小さいため用途で選ぶことをおすすめします。
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出典
- HiKOKI公式|コードレスセーバソー CR36DSA(2026年8月2日確認)
- HiKOKI公式|コードレスセーバソー CR36DMA(2026年8月2日確認)
- HiKOKI公式|マルチボルト(36V)コードレスセーバソー CR36DA(2026年8月2日確認)
