DH12DDとDH18DPCの違い|コンクリート18mmと26mm、質量1.5kg差で選ぶ

HiKOKI DH12DD と DH18DPC の比較イラスト(SDSプラスビットホルダ)

DH12DDとDH18DPCの違いは、コンクリート穴あけ能力(18mm対26mm)と質量(1.9kg対3.4kg)に集約されます。小径アンカーを数多くあける人はDH12DD、18mmを超える穴あけやコアビット作業がある人はDH18DPCです。電池は共用できないため、手持ちの電圧も選定条件になります。

結論の要点

  • コンクリート能力:DH12DD 3.4〜18mm / DH18DPC 3.4〜26mm(集じん装着時 4.3〜20mm)
  • 質量(サイドハンドルなし・電池装着時):DH12DD 1.9kg / DH18DPC 3.4kg
  • 電池は非互換。DH12DDは10.8V(BSL12XX)、DH18DPCは18V/マルチボルト
  • 別売の集じんシステム(0037-6970)が付くのはDH18DPCのみ
  • 本体のみの希望小売価格(税別):DH12DD 33,000円 / DH18DPC 57,600円

本記事のスペックはHiKOKI(工機ホールディングス)公式製品ページの公表値にもとづく2026年9月10日時点の情報です。

目次

DH12DDとDH18DPCのスペック比較

項目DH12DDDH18DPC
電圧10.8V(BSL12XXシリーズ)18V(BSL18XXシリーズ)/マルチボルト
コンクリート3.4〜18mm3.4〜26mm(集じん装着時 4.3〜20mm)
鉄工/木工13mm/18mm13mm/27mm
コアビット25〜50mm(ダイヤモンドコアビット65mm)
無負荷回転数NORMAL 0〜1,080/LOW 0〜800min-1NORMAL 0〜950/LOW 0〜700min-1
打撃数NORMAL 0〜5,500/LOW 0〜4,100min-1NORMAL 0〜4,300/LOW 0〜3,170min-1
機体寸法246×202×74mm370×278×83mm(集じん装着時 512×278×103mm)
質量(サイドハンドルなし)1.9kg3.4kg(集じん装着時 4.5kg)
振動3軸合成値(回転+打撃)9.1m/s213.9m/s2(集じん装着時 12.4m/s2
標準セットの電池BSL1240M(10.8V-4.0Ah)×2BSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah)×2
充電器UC12SL(約60分)UC18YDL2(実用充電 約19分/満充電 約25分)
集じんシステム(別売0037-6970)適用外適用機種
希望小売価格(税別・本体のみ)33,000円(NNK)57,600円(NN)
同(電池・充電器付)52,100円(2LSK)106,600円(2XPZ)

違い① コンクリート穴あけ能力は18mmと26mm

DH12DDの上限18mmは「小径アンカーを数多くあける」用途に合わせた設計値です。DH18DPCは26mmまで対応し、さらにコアビット25〜50mm・ダイヤモンドコアビット65mmが使えます。M10以上のあと施工アンカーや配管の貫通孔が入る現場では、この差がそのまま作業可否になります。

違い② 質量は1.5kg差。1日の本数で効いてくる

質量の比較(電池装着・サイドハンドルなし/公式値)DH12DD1.9kgDH18DPC3.4kgDH18DPC+集じん4.5kg

1.9kgと3.4kgでは、上向き作業や脚立上での取り回しがはっきり変わります。DH18DPCに集じんシステムを付けると4.5kgになるため、集じんを常用する前提なら重量増を織り込んでおく必要があります。振動3軸合成値もDH12DDが9.1m/s2、DH18DPCが13.9m/s2と差があります。

違い③ 回転数はDH12DDが速く、打撃数も多い

意外に見落とされますが、無負荷回転数はDH12DDが0〜1,080min-1、DH18DPCが0〜950min-1で、打撃数もDH12DDのほうが多い設定です。これは小径ビットを速く回すための設計で、大径ビットを回すトルクとは別の話です。「10.8Vだから何もかも遅い」わけではありません。

違い④ 集じんシステムが付くのはDH18DPCだけ

別売の集じんシステム(コードNo.0037-6970・税別16,700円/集じん容量0.6L・質量1.1kg)の適用機種はDH18DPC/DH36DPE/DH36DPFです。サイクロン分離方式とHEPAフィルタを備え、ビットを付けたまま着脱できます。DH12DDで粉じんを抑えたい場合は、別売の集じんカップ(B)組(コードNo.306885・税別2,200円)を使う形になります。

違い⑤ 電池は共用できない

使用可能な蓄電池

DH12DD
スライド式リチウムイオン電池10.8V(BSL12XXシリーズ)
DH18DPC
リチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ)・マルチボルト蓄電池
DH18DPCで使えない電池
BSL3620/3626/3660およびBSL14XXシリーズ
充電器
DH12DD=UC12SL / DH18DPC=UC18YDL2

⚠ 価格差だけで決めないでください

本体のみの希望小売価格は33,000円と57,600円(いずれも税別)で差がありますが、実質のコストは手持ち電池で変わります。18Vやマルチボルトの電池をすでに持っているなら、DH18DPCの本体のみを買うほうが総額は安く済むことがあります。逆に10.8Vの資産がない状態でDH12DDを選ぶと、電池と充電器を新規に揃えることになります。

どちらを選ぶか

選び分けの基準

  • DH12DD向き:コンクリート18mm以下の小径アンカーが中心/上向き・脚立上の作業が多い/すでに10.8V(BSL12XX)を持っている
  • DH18DPC向き:18mmを超える穴あけやコアビット作業がある/集じんシステムを使いたい/すでに18V・マルチボルトを持っている
  • 両方に当てはまらないなら、作業の8割を占める穴径で決めるのが失敗しにくい

購入先

いずれも本体のみと電池セットで価格差が大きいモデルです。下記は本体のみの参考価格です。

DH12DD(10.8V)

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DH18DPC(18V)

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よくある質問

DH12DDとDH18DPCの一番大きな違いは何ですか?

コンクリートの穴あけ能力と重さです。DH12DDは3.4〜18mm・質量1.9kg(サイドハンドルなし)、DH18DPCは3.4〜26mm・質量3.4kg(同)です。18mmを超える穴あけやコアビット作業があるならDH18DPC、小径アンカーを数多くあけるならDH12DDが向きます。

DH12DDとDH18DPCで電池は共用できますか?

できません。DH12DDはスライド式リチウムイオン電池10.8V(BSL12XXシリーズ)専用、DH18DPCは18V(BSL18XXシリーズ)とマルチボルト蓄電池に対応します。なお、DH18DPCでも従来のBSL3620/3626/3660およびBSL14XXシリーズは使用できません。

集じんシステムはどちらに付けられますか?

別売の集じんシステム(コードNo.0037-6970・希望小売価格 税別16,700円)の適用機種はDH18DPC/DH36DPE/DH36DPFです。DH12DDは適用外で、別売の集じんカップ(B)組で切粉の落下を減らす方法になります。

▶ 関連ページ: HiKOKI DH12DD|10.8V SDSプラス 18mmHiKOKI DH18DPC|18VコードレスロータリハンマドリルHiKOKI DH36DPE|36Vマルチボルト 28mmHiKOKI DH1826DA|18V SDSプラス 26mm電動工具の選び方ガイド

出典: HiKOKI(工機ホールディングス)公式製品ページ「コードレスロータリハンマドリル DH12DD」「同 DH18DPC」(2026年9月10日閲覧)。数値はメーカー公表値で、材料や条件により異なります。

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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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