SV1813DAとSB3608DAは競合ではなく、担当する工程が違う2台です。ランダムサンダのSV1813DAは「塗装前の面をなめらかに整える仕上げ」、ベルトサンダのSB3608DAは「木材を面で削り落とす荒取り」を担当します。本体価格は25,400円と50,800円(いずれも税別・本体のみ)で2.0倍、質量は2.0kgと4.3kgで2.15倍の差があります。
- ✓ 用途が違う。仕上げならSV1813DA、荒削りならSB3608DA
- ✓ 本体のみ価格は25,400円対50,800円(税別)で2.0倍
- ✓ 質量は2.0kg対4.3kg。片手で扱えるのはSV1813DAだけ
- ✓ SV1813DAは18V単スライド電池も使えるが、SB3608DAはマルチボルト専用
- ✓ 振動3軸合成値は6.6m/s²対3.0m/s²で、重いSB3608DAのほうが低い
数値はいずれもHiKOKI公式サイトの製品ページに基づく、2026年9月2日時点のものです。
SV1813DA と SB3608DA のスペック比較
| 項目 | SV1813DA | SB3608DA |
|---|---|---|
| 使用電圧 | 18V(マルチボルト/18V両対応) | 36V(マルチボルト専用) |
| 方式 | ランダムオービットサンダ(円形パッド) | ベルトサンダ(エンドレス研磨ベルト) |
| 研磨面のサイズ | パッドø125mm・ペーパーø125mm | ベルト76mm×533mm |
| 速度 | 無負荷回転数 7,000〜11,000min-1 | ベルト速度 2.0〜7.5m/s(5段+オート) |
| 旋回径 | 3mm | — |
| モーター | 直流ブラシレスモーター | 直流ブラシレスモーター |
| 質量 | 2.0kg(集じんバッグ・蓄電池装着時) | 4.3kg(BSL36A18X装着時) |
| 寸法 | 全高153mm(蓄電池装着時) | 325×199×150mm(BSL36A18X装着時) |
| 振動3軸合成値 | 6.6m/s² | 3.0m/s² |
| 1充電当たりの目安 | 約35分(5.0Ah・マツ集成材・A-P80・ダイヤル6) | 約8分(2.5Ah・ラワン材・粒度80・ダイヤル5・押付29.4N) |
| 希望小売価格(本体のみ・税別) | 25,400円(NN) | 50,800円(NN) |
| 希望小売価格(セット・税別) | 63,300円(XPZ) | 96,500円(XPZ・システムケース3付) |
| 標準付属品 | サンディングペーパーA-P120 2枚・集じんアダプタ(A)/(B)・集じんバッグ | エンドレス研磨ベルトWA#80/#120・ダストバッグ |
違い1|工程が違う。競合する2台ではない
SV1813DAは円形パッドが偏心回転しながら自転するランダムオービットサンダで、旋回径は3mm。研磨跡が渦を巻かないため、塗装前の下地づくりや塗膜の足付けなど「面を平らなまま整える」工程に向きます。パッドはø125mmで、公式の別売ペーパーはA-P40からA-P400まで8粒度が用意されています。
対してSB3608DAは76mm×533mmのエンドレス研磨ベルトが一方向へ高速で流れるベルトサンダです。ベルト速度は最大7.5m/s(450m/分)で、削り取る量はランダムサンダとは桁が違います。ただし一方向に走る分だけ削り過ぎのリスクがあり、仕上げには向きません。
つまり両方を1台で兼ねることはできません。塗装の下地を整えたいだけならSV1813DA、木材の反りや古い塗膜を面ごと落としたいならSB3608DAが正解です。
違い2|本体価格2.0倍・質量2.15倍。振動値は逆転する
価格と重さはSB3608DAが大きく上回りますが、振動3軸合成値だけは逆転します。SV1813DAの6.6m/s²に対しSB3608DAは3.0m/s²で、半分以下です。偏心回転で振動を作るランダムサンダと、ベルトが一定方向に流れるベルトサンダの構造差がそのまま出ています。長時間の連続作業では、重いSB3608DAのほうが手への負担は小さくなります。
違い3|使える蓄電池が違う。ここが実際の購入判断になる
| SV1813DA(18V) | マルチボルト蓄電池(残量表示付)または18VのBSL18××シリーズ |
| SB3608DA(36V) | マルチボルト蓄電池(残量表示付)のみ |
| セット同梱電池 | 両機ともBSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah) |
| セット同梱充電器 | 両機ともUC18YDL2(冷却機能付・実用約19分/満充電約25分) |
すでにHiKOKIの18V機を持っている人にとって、この差は決定的です。SV1813DAなら手持ちのBSL18××をそのまま挿せますが、SB3608DAはマルチボルト蓄電池がなければ動きません。本体のみ(NN)でSB3608DAを買う場合は、BSL36A18Xの購入費も予算に入れる必要があります。
違い4|「1充電35分」と「1充電8分」は同じ条件の数字ではない
容量も材料も負荷条件も違うため、「4倍以上もつ」とは読めません。ベルトサンダは削り取る量が桁違いに多いぶん電流も多く流れる、と理解するのが実態に近い読み方です。
どちらを選ぶか
SV1813DAを選ぶ人:塗装や仕上げが主目的で、平らな面を荒らさずに整えたい。片手で持てる2.0kgが要件になる。すでに18V機とBSL18××を持っている。予算は本体25,400円(税別)から。
SB3608DAを選ぶ人:無垢材や集成材を面で削り落とす、床や階段の塗膜をはがすなど、除去量が主目的。4.3kgを両手で押さえて使う前提。マルチボルト蓄電池をすでに持っているか、セット(XPZ・96,500円税別)で揃える。
両方の工程がある場合はSB3608DAで削ってからSV1813DAで整えるのが本来の順番です。2台とも同じUC18YDL2で充電できるので、充電器は1台で足ります。
✓ 平らな面を荒らさず整えたい
✓ すでに18V/マルチボルト蓄電池を持っている
✓ 片手で長く持ちたい(2.0kg)
✓ 本体2万円台に抑えたい
✓ 床や階段の塗膜はがしがある
✓ マルチボルト蓄電池を持っている(36V専用)
✓ 4.3kgを両手で構えて使える
✓ 振動の少なさを優先したい(3.0m/s²)
購入先で価格を確認する
以下は各製品ページに掲載している楽天市場の商品カードと、Amazonの型番検索リンクです。参考価格は取得時点のもので、実売は変動します。
SV1813DA(18Vランダムサンダ)
SB3608DA(36Vベルトサンダ)
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SV1813DAとSB3608DAはどちらが速く削れますか?
削り取る量ではSB3608DAが大きく上回ります。76mm×533mmのエンドレス研磨ベルトが最大7.5m/s(450m/分)で走るため、木材を面で落とす荒取りが得意です。SV1813DAはø125mmのパッドが旋回径3mmで振動する方式で、削るというより面を整える工程を担当します。
SB3608DAは18Vの蓄電池でも動きますか?
動きません。SB3608DAの使用可能蓄電池はマルチボルト蓄電池(残量表示付)のみです。18VのBSL18××シリーズが使えるのはSV1813DAのほうで、こちらはマルチボルト蓄電池と18V蓄電池の両方に対応します。
2台とも買う場合、充電器は2台必要ですか?
必要ありません。SV1813DA・SB3608DAともセット品の急速充電器はUC18YDL2(冷却機能付)で共通です。BSL36A18Xの充電時間は実用充電が約19分、満充電が約25分です。
どちらが手への振動が少ないですか?
公式の振動3軸合成値はSV1813DAが6.6m/s²、SB3608DAが3.0m/s²で、SB3608DAのほうが低い値です。質量はSB3608DAが4.3kgと重いものの、振動そのものはベルトサンダのほうが小さくなります。
出典
HiKOKI公式サイト 製品ページ「SV1813DA コードレスランダムサンダ」および「SB3608DA コードレスベルトサンダ」(いずれも2026年9月2日確認)。
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