HR008Gは、コンクリート30mm・コアビット80mmまで対応する40Vmaxの充電式ハンマドリルで、「SDSプラスのまま28mmクラスより一段大きい穴を開けたい人」向けの1台です。回転数と打撃数は28mmクラスのHR011Gより低く、質量は5.2kgと1.6kg重い一方で、本体のみの標準小売価格の差は2,500円(税別)しかありません。
HR008Gの要点
- ✓コンクリート30mm・鉄工13mm・木工32mm・コアビット80mm・ダイヤモンドコアビット80mmまで対応するSDSプラスシャンク機
- ✓回転数0〜840min-1・打撃数0〜4,500min-1は、28mmクラスのHR011G(0〜1,130/0〜5,000)より低い
- ✓質量5.2kg(集じん付のHR008GVは6.3kg)。HR011Gの3.6kgに対して1.6kg重い
- ✓本体のみHR008GZKは標準小売価格70,900円(税別)で、HR011GZKの68,400円との差は2,500円
- ✓AVT防振・AFT振り回され低減・APT(IP56)・無線連動「対応」(要別売品)・トルクリミッタ・LEDライトを搭載
以下の数値はすべてマキタ公式製品ページの記載で、2026年9月4日時点のものです。
HR008Gの主要スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー・区分 | マキタ/充電式ハンマドリル |
| 型番 | HR008G(集じんシステム付はHR008GV) |
| 電源 | 直流36V(40Vmax) |
| シャンク | SDSプラスシャンク |
| 穴あけ能力 | コンクリート30mm/鉄工13mm/木工32mm/コアビット80mm/ダイヤモンドコアビット80mm |
| 回転数 | 0〜840 min-1 |
| 打撃数 | 0〜4,500 min-1 |
| 作業切替 | ハツリ可能/木・鉄の穴あけ可能(要別売品) |
| 振動3軸合成値[新規格] | ハンマドリル11.8 m/s2/ハンマ8.6 m/s2(EN62841-2-6) |
| 振動3軸合成値[旧規格] | ハンマドリル9.1/ハンマ8.0/ドリル5.1 m/s2 |
| 本機寸法 | 422×97×242mm(HR008G)/644×152×242mm(HR008GV) |
| 質量 | 5.2kg(HR008G)/6.3kg(HR008GV)※バッテリ含む・サイドグリップ・ストッパポール除く |
| 1充電作業量 | φ10.5mm 約110本/φ16mm 約60本/φ20mm 約35本(いずれも深さ60mm・BL4040使用・圧縮強度40MPa) |
| 標準付属品 | サイドグリップ、ストッパポール(HR008GVは集じんシステムDX10付) |
| 防じん・防水 | APT/IP56(バッテリもIP56) |
| 標準小売価格(税別) | HR008GZK 70,900円/HR008GRMX 134,100円/HR008GZKV 83,400円/HR008GRMXV 146,600円 |
HR008Gの特徴を数値で読む
コンクリート30mmはSDSプラスの上限側
HR008Gはコンクリート30mm、コアビット80mm、ダイヤモンドコアビット80mmまで対応します。同じ40Vmax・SDSプラスのHR011Gはコンクリート28mm・コアビット68mm・ダイヤモンドコアビット80mmなので、差は穴あけ能力2mmとコアビット12mmです。SDSプラスのまま一段大きい穴を開けたいかどうかが、この2機種を分ける最初の分岐になります。
回転数と打撃数は「大きいほうが遅い」
HR008Gの無負荷回転数は0〜840min-1、打撃数は0〜4,500min-1です。28mmのHR011Gは0〜1,130min-1・0〜5,000min-1なので、穴径の上限が大きいHR008Gのほうが回転も打撃も遅い、という逆転になっています。大径ビットを回すためのトルク寄りの設定で、細径を数多く開ける用途ではHR011Gのほうが有利です。
1充電作業量は径が太くなるほど急に減る
BL4040(4.0Ah)装着時の目安は、φ10.5mm・深さ60mmで約110本、φ16mmで約60本、φ20mmで約35本です。φ10.5からφ20へ太くすると本数は約3分の1になります。なお、この公表値はBL4040使用時のもので、HR011Gの公表値(BL4025使用時)とは測定バッテリが違うため、そのまま引き算して比較することはできません。
質量5.2kgは28mm機より1.6kg重い
HR008Gの質量は5.2kg。HR011Gの3.6kg、HR010Gの2.6kgと並べると、穴あけ能力30mm・28mm・20mmの順にほぼそのまま重くなっています。集じんシステムDX10を付けたHR008GVは6.3kgで、長さも422mmから644mmへ222mm伸びます。上向きの連続作業では、この1.1kgと222mmが効いてきます。
振動対策はAVTとAFTの2本立て
EN62841-2-6基準の振動3軸合成値はハンマドリルモード11.8m/s2、ハンマモード8.6m/s2です。旧規格(EN60745系)ではハンマドリル9.1/ハンマ8.0/ドリル5.1m/s2と公表されており、規格が違う数値どうしを引き算しないよう注意が必要です。機構面ではAVT防振構造に加え、ビットロック時の振り回されを抑えるAFTを搭載しています。
40Vmaxバッテリ・充電器の互換情報
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 推奨(◎) | BL4040/BL4040F/BL4050F |
| 使用可(○) | BL4020/BL4025/BL4080F/BL4080H |
| 対応ポータブル電源 | PDC01/PDC1200(いずれも◎) |
| フルセット付属の充電器 | DC40RA(BL4040を実用充電 約31分・フル充電 約45分) |
| 他機種との共用 | インパクトドライバ・マルノコ・レシプロソー・ディスクグラインダなど40Vmaxシリーズで共通 |
バッテリの選び分けはBL4040とBL4040Fの違いとマキタ40Vmaxバッテリー横断比較、充電器はDC40RAとDC40RBの違いで整理しています。
⚠ カタログ値の条件に注意
1充電作業量はBL4040使用・コンクリート圧縮強度40MPaでの参考値です。HR011Gの公表値はBL4025使用時なので、両機の本数をそのまま比べることはできません。また本機寸法の「長さ」について、HR008GVの644mmは吸引口位置を265mmビットに合わせた寸法です。無線連動は「対応」ですが、利用には別売品が必要です。
HR008G ネット上の評判まとめ
2026年9月8日時点で確認できる販売店のユーザーレビューと、工具専門メディアの製品レビューから、HR008Gへの評価を中立的に整理します。出典のある記述のみを扱い、感想の創作は行っていません。
購入先
40Vmaxのバッテリと充電器をすでに持っているなら本体のみのHR008GZK、これから40Vmaxを始めるならBL4040(4.0Ah)2本と充電器DC40RAが付くHR008GRMXが基本の選び方です。集じんシステムDX10が必要ならHR008GZKV/HR008GRMXVになります。
よくある質問
HR008GとHR011Gはどちらを選べばいいですか?
穴あけ能力で決めます。HR008Gはコンクリート30mm・コアビット80mm、HR011Gはコンクリート28mm・コアビット68mmです。本体のみの標準小売価格は70,900円と68,400円で2,500円差ですが、質量は5.2kgと3.6kgで1.6kg違い、回転数と打撃数はHR008Gのほうが低い0〜840min-1・0〜4,500min-1です。
集じんシステム付きのHR008GVとは何が違いますか?
集じんシステムDX10の有無だけが違い、穴あけ能力や回転数は同じです。HR008GVは質量6.3kg・長さ644mm、HR008Gは5.2kg・422mmで、1.1kg重く222mm長くなります。HR008GVはHR008GRMXV(146,600円・税別)とHR008GZKV(83,400円・税別)に含まれます。
どの40Vmaxバッテリが使えますか?
BL4040・BL4040F・BL4050Fが推奨(◎)、BL4020・BL4025・BL4080F・BL4080Hが使用可(○)です。ポータブル電源のPDC01・PDC1200にも対応します。公表されている1充電作業量はBL4040使用時の数値です。
本体のみ(ZK)とフルセット(RMX)で何が違いますか?
付属品だけが違い、本体の性能は同じです。HR008GZKは標準小売価格70,900円(税別)でバッテリ・充電器が別売、HR008GRMXは134,100円(税別)でBL4040(4.0Ah)2本・充電器DC40RA・プラスチックケースが付きます。DC40RAでのBL4040の充電は実用充電 約31分・フル充電 約45分です。
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出典:マキタ公式製品ページ「HR008G_GV」(makita.co.jp)。2026年9月4日に取得。
