マキタ TD002G・HiKOKI WH36DC・パナソニック EZ1PD1 は、いずれも各社のフラッグシップ級インパクトドライバーですが、性格は明確に異なります。パワーのTD002G(220N・m)、バランスと電池汎用性のWH36DC(200N・m・マルチボルト)、狭所特化のEZ1PD1(全長98mm業界最短ヘッド)という住み分けです。
関連ガイド: 電動工具の選び方 完全ガイドで、電圧・メーカー・用途からの体系的な選び方を整理しています。
- ✓ 最大トルクは TD002G 220 > WH36DC 200 > EZ1PD1 155(N・m)
- ✓ ヘッドの短さは EZ1PD1 98mm(業界最短※)が圧倒的。狭所・電設作業に強い
- ✓ 電圧体系: TD002G=40Vmax/WH36DC=36Vマルチボルト(18V兼用)/EZ1PD1=14.4V/18Vデュアル
- ✓ 本体のみ希望小売価格(税別): TD002G 31,100円/EZ1PD1 38,700円(WH36DCはオープン価格帯)
※国内電動工具メーカーの14.4V/18Vクラスにおいて(2021年6月時点・パナソニック調べ)
本ページのスペックは2026年7月24日時点のメーカー公式情報に基づいて整理しています。各機種の詳細はTD002G図鑑・WH36DC図鑑も参照してください。
スペック比較表
| 項目 | マキタ TD002G | HiKOKI WH36DC | パナソニック EZ1PD1 |
|---|---|---|---|
| 電圧 | 直流36V(40Vmax) | 36V マルチボルト(18V-5.0Ahとしても使用可) | 14.4V/18V デュアル |
| 最大締付けトルク | 220N・m | 200N・m | 155N・m(18V強モード・正逆同トルク) |
| 回転数(最高) | 0〜3,700 min⁻¹ | 0〜3,400 min⁻¹(パワー) | 0〜2,700 回転/分(強) |
| 打撃数(最高) | 0〜4,600 min⁻¹ | 0〜4,100 min⁻¹ | 0〜4,100 回/分(強) |
| ヘッド長/全長 | 全長119mm | ヘッド長114mm | 全長98mm(業界最短※1) |
| 質量 | 1.6kg | 1.6kg(BSL36A18装着時) | 1.5kg(18V 5.0Ah装着時) |
| 防じん・防水 | IP56(APT) | —(アプリ連携・Bluetooth電池対応) | IP56(IEC60529試験合格) |
| 特徴機能 | DST・楽らく6モード・ADP11アプリカスタム | 4モード+Bluetoothカスタマイズ・ゼロブレ | +BRAIN制御・ATTACH8(8方向アタッチメント)・テクスモード |
| 本体のみ希望小売価格(税別) | TD002GZ 31,100円 | WH36DC(NN) 実売参考 | EZ1PD1X 38,700円 |
| 発売時期 | 2022年(TD001G後継) | 2020年9月 | 2021年8月 |
※1 国内電動工具メーカーの充電インパクトドライバー14.4V/18Vクラスにおいて(2021年6月1日時点・パナソニック調べ)。ヘッド長と全長は各社で計測基準が異なるため参考値として比較してください。
数値で見る3機種の違い
タイプ別の選び方
パワー最優先なら: マキタ TD002G
最大トルク220N・m・打撃数4,600min⁻¹は3機種トップ。長尺コーススレッドや高力ボルト(M5〜M14)を日常的に扱う大工・建築系の作業に向きます。DST(デュアルスプリングテクノロジー)でカムアウトを抑えつつ締付けスピードを確保し、別売アダプタADP11でアプリカスタマイズも可能です。40Vmaxバッテリは丸のこ・グラインダなど高負荷工具と共通で使えます(18Vと40Vmaxの違い)。
バランスと電池汎用性なら: HiKOKI WH36DC
200N・mのパワーとヘッド長114mmの取り回しを両立。マルチボルト蓄電池は36V工具にも18V工具にも使える汎用性が最大の強みで、既にHiKOKIの18V資産がある人や、これから36V/18Vを横断してそろえたい人に向きます。Bluetooth蓄電池経由のカスタマイズにも対応します。マキタ18V機との比較はTD173D vs WH36DCも参照してください。
狭所・電設・仕上げ精度なら: パナソニック EZ1PD1
全長98mmの業界最短ヘッド(14.4V/18Vクラス・2021年6月時点パナソニック調べ)は、間柱の間のビス打ちや既設配管まわりなど、他機種では入らない狭所で真価を発揮します。+BRAIN制御と芯ブレ低減で従来比半分の押し付け力でもカムアウトしにくく、業界初の本体固定式アタッチメント(ATTACH8・8方向)でスミ打ち・アングル作業にも対応。電設・設備業の仕上げ作業に最適です。14.4V/18Vの2電圧デュアル対応も特徴です。
注意点
- 3機種はバッテリー規格に互換性がなく、導入後は同一メーカーでそろえるのが基本です。
- ヘッド長・全長は各社で計測基準が異なるため、数値は目安として比較してください。
- トルク・回転数などの数値はモードにより異なります(表は最高値ベース)。
- 実売価格は変動します。最新価格は各リンク先で確認してください。
購入先
TD002G・WH36DCの購入先リンクは各図鑑ページ(TD002G/WH36DC)に掲載しています。EZ1PD1は以下から確認できます。
【PR】以下は楽天アフィリエイト・Amazonアソシエイトのリンクを含みます
Amazonで型番から探す
マキタ TD002G:Amazonで最新価格を見る
HiKOKI WH36DC:Amazonで最新価格を見る
パナソニック EZ1PD1:Amazonで最新価格を見る
※各型番のAmazon検索結果ページが開きます。在庫・価格は変動します。
よくある質問
TD002G・WH36DC・EZ1PD1はどれを選ぶべき?
パワー最優先ならTD002G(220N・m)、36Vパワーと18V資産の両立ならWH36DC(マルチボルト)、狭所での取り回しと仕上げ精度を最優先するならEZ1PD1(全長98mm・アタッチメント対応)が向いています。
EZ1PD1のトルクが低いのは実用上問題ない?
最大155N・m(18V強モード)は3機種では控えめですが、木ねじ・テクスネジ・ボックス金具など電設・内装用途では十分です。高力ボルトや長尺コーススレッド中心なら220N・m級が安心です。
バッテリー資産がない場合のおすすめは?
バッテリーは同一電圧シリーズの工具と共通なので、今後増やしたい工具のラインナップで選ぶのが合理的です。マキタ40Vmax・HiKOKIマルチボルトは高負荷工具まで拡張しやすく、パナソニックは電設向けが充実しています。
DIY用途ならどれ?
3機種ともプロ向けフラッグシップでDIYにはオーバースペック気味です。DIY中心なら18Vクラスや小型機も含めてインパクトドライバーおすすめ早見表で検討してください。
出典
スペックの出典(2026年7月24日閲覧): マキタ公式 TD002G/HiKOKI公式(WH36DC)/パナソニック公式 EZ1PD1 仕様
【2026年7月31日追記】パナソニック(EZ1PD1)については、2026年3月31日に電動工具事業のマキタへの移管が公表されています。3社比較の前提として パナソニックの電動工具はどうなる?マキタへの事業移管を整理 を確認しておくと判断しやすくなります。
