R3640DA と マキタ VC015G の違い|18L集じん機は本体300円差、数値は全部マキタが上

HiKOKI R3640DAとマキタVC015Gを比較する18L集じん機のイラスト

本体のみの希望小売価格は R3640DA が50,200円、VC015G が49,900円(いずれも税別)で、その差はわずか300円です。公表値だけを並べるとマキタが吸込仕事率・真空度・風量・運転音のすべてで上回ります。それでも決め手になるのは数値ではなく、手持ちのバッテリーがマルチボルト36Vか40Vmaxか、そして無線連動に追加費用がかかるかどうかです。

300円差の中身を先に結論

  • 数値はマキタ優位:最大吸込仕事率85W対80W、最大真空度10.5kPa対8.4kPa、最大風量4.0対3.9m3/min
  • 運転音もマキタが静か:最強モードで76dB対81dB(A)、最小モードで63dB対72dB(A)
  • 無線連動はHiKOKIが「あり」、マキタは「対応(ワイヤレスユニット別売)」。追加費用の有無が分かれる
  • 集じん容量は18Lで同じ、どちらもダストバッグ式で吸水は不可
  • 質量の公表基準が違う:HiKOKIは3.0kg(蓄電池装着時)、マキタは2.3kg(基準の明記なし)

本記事のスペック・価格は2026年8月22日時点の内容です。R3640DAはHiKOKI公式製品ページ、VC015Gはマキタ公式製品ページ(2026年8月19日確認)に基づきます。価格は各社の希望小売価格・標準小売価格(税別)です。

目次

R3640DA と VC015G のスペック比較

18L小形集じん機 横断比較表

項目HiKOKI R3640DAマキタ VC015G
電圧36V(マルチボルト蓄電池)40Vmax(40Vmaxスライド式)
集じん方式ダストバッグ式(粉じん専用・吸水不可)ダストバッグ式(粉じん専用・吸水不可)
集じん容量18L18L
最大吸込仕事率ターボ80W / 標準33W / eco11Wパワフル85W / 標準35W / エコ15W
最大風量3.9 / 3.1 / 2.1 m3/min4.0 / 3.1 / 2.4 m3/min
最大真空度8.4 / 4.7 / 2.0 kPa10.5 / 5.5 / 3.0 kPa
運転音81 / 76 / 72 dB(A)76 / 68 / 63 dB
無線連動あり対応(ワイヤレスユニットは別売)
1充電連続使用時間BSL36A18BX(2.5Ah):eco約52分/標準約25分/ターボ約12分BL4025装着時:エコ約1時間5分/標準約30分/パワフル約13分
質量3.0kg(BSL36A18BX装着時)2.3kg(公表値。基準の明記なし)
機体寸法197×227×231mm275×175×196mm
本体のみの販売仕様R3640DA(NN)VC015GZ
本体のみ価格(税別)50,200円49,900円

300円差の中身を分解する

吸込みの数値はマキタが全モードで上、ただし差は5〜6%

最大吸込仕事率はパワフル85W対ターボ80Wで6.3%差、標準モードは35W対33Wで6.1%差です。最大風量は4.0対3.9m3/minでほぼ互角。差が大きいのは最大真空度で、10.5kPa対8.4kPaと25%開きます。真空度は「詰まりかけたホースやカーペットの奥から吸い上げる力」に効く指標なので、粉じんの重さや吸口の密着度が高い現場ほど体感差が出ます。逆に開放的な床の粉じんを流す用途では風量が支配的で、ここは互角です。

最大吸込仕事率の比較(各モード)VC015G パワフル85WR3640DA ターボ80WVC015G 標準35WR3640DA 標準33W出典:マキタ公式 VC015G 製品ページ(2026年8月19日確認)/HiKOKI公式 R3640DA 製品ページ(2026年8月22日確認)

運転音は全モードでマキタが静か。最小モードでは9dB差

最強モードで76dB対81dB(A)、標準で68dB対76dB(A)、最小で63dB対72dB(A)です。標準モードの8dB差、最小モードの9dB差は、体感でははっきり分かる大きさです。住宅内のリフォームや、夜間・早朝の作業が想定される現場では、この差がそのまま使える時間帯の差になります。ただし両社の測定条件が同一である保証はないため、数値はあくまで各社公表値としての比較です。

運転音の比較(各モード・小さいほど静か)VC015G 最強76dBR3640DA 最強81dBVC015G 標準68dBR3640DA 標準76dBVC015G 最小63dBR3640DA 最小72dB出典:各社公式製品ページ。マキタは dB、HiKOKI は dB(A) 表記で、測定条件は各社の公表に従う

無線連動は「標準で使える」か「ユニットを買い足すか」で分かれる

R3640DAは仕様表に無線連動機能「あり」と記載されています。対してVC015Gは無線連動(AWS)に対応しますが、ワイヤレスユニットは別売です。工具連動を最初から使うつもりなら、VC015G側にはユニット代が上乗せされます。300円という本体価格差は、この一点でかんたんに逆転します。逆に工具連動を使わないなら、この差は購入判断に影響しません。

稼働時間は「装着した電池しだい」で、単純比較できない

公表されている連続使用時間は、R3640DAがBSL36A18BX(36V-2.5Ah)でeco約52分・標準約25分・ターボ約12分、VC015GがBL4025装着時でエコ約1時間5分・標準約30分・パワフル約13分です。数字だけならマキタが長いのですが、比較対象の電池容量が同じではありません。実際の稼働時間は手持ちの電池の容量で決まるため、この行は「同じ電池を挿したときの差」ではない点に注意が必要です。

決め手はバッテリー資産。300円差では乗り換えは正当化できない

R3640DAはマルチボルト蓄電池専用、VC015Gは40Vmaxスライド式です。どちらもプラットフォームが違うため、集じん機1台のために電池と充電器を買い足すと数万円が追加でかかります。すでにマルチボルトを持っているならR3640DA、40Vmaxを持っているならVC015Gが素直な結論です。両方持っていない人だけが、上で並べた数値と無線連動の追加費用を天秤にかけることになります。

バッテリー・プラットフォームの前提

  • R3640DA:マルチボルト蓄電池専用。セット品(XPSZ)はBSL36A18BX×1・充電器UC18YDL2・システムケース4付きで94,700円(税別)。
  • VC015G:40Vmaxスライド式。販売仕様は本体のみのVC015GZ 1種のみ(49,900円・税別)で、電池・充電器は別途必要です。
  • 両者に互換性はありません。片方の電池をもう一方で使うことはできません。
  • HiKOKI側は本体のみ(NN)50,200円とセット(XPSZ)94,700円の2仕様。電池資産の有無で初期費用が44,500円変わります。

⚠ 比較する前に押さえておきたい点

  • 質量の公表基準が違います。HiKOKIの3.0kgは「BSL36A18BX装着時」と明記されていますが、マキタの2.3kgは基準が明記されていません。0.7kg差をそのまま比較しないでください。
  • 運転音の単位表記が違います。HiKOKIはdB(A)、マキタはdBでの公表です。測定条件が同一である保証はありません。
  • どちらも吸水はできません。粉じん専用のダストバッグ式です。水を吸う可能性があるなら乾湿両用機を選びます。
  • 楽天・Amazonの実売価格は希望小売価格と大きく開きます。本体300円差という関係は希望小売価格上の話で、実売では逆転していることがあります。

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よくある質問

R3640DA と VC015G はどちらが強く吸いますか?

公表値では VC015G が上です。最大吸込仕事率は85W対80W、最大真空度は10.5kPa対8.4kPa、最大風量は4.0対3.9m3/minです。ただし差は真空度以外では5〜6%程度です。

どちらが静かですか?

公表値では VC015G です。最強モードで76dB対81dB(A)、標準で68dB対76dB(A)、最小で63dB対72dB(A)。ただしマキタはdB、HiKOKIはdB(A)表記で測定条件は各社の公表に従います。

価格差はどれくらいですか?

本体のみの価格は R3640DA(NN)が50,200円、VC015GZ が49,900円(いずれも税別)で、差は300円です。

無線連動はどちらも使えますか?

R3640DA は無線連動機能ありと公表されています。VC015G は無線連動(AWS)に対応しますが、ワイヤレスユニットは別売です。追加費用の有無が分かれます。

質量は VC015G のほうが軽いのですか?

公表値は R3640DA が3.0kg(BSL36A18BX装着時)、VC015G が2.3kgです。ただし VC015G は質量の基準が明記されていないため、0.7kg差をそのまま比較することはできません。

水を吸うことはできますか?

どちらもダストバッグ式の粉じん専用で、吸水はできません。水を吸う用途では RP18DA のような乾湿両用機を選びます。

関連ページ

出典

  • HiKOKI公式 コードレス小形集じん機 R3640DA 製品ページ(仕様表・希望小売価格。2026年8月22日確認)
  • マキタ公式 VC015G 製品ページ(仕様・標準小売価格。2026年8月19日確認)
  • 楽天市場 各商品ページ(参考価格。R3640DAは2026年8月22日、VC015GZは2026年8月19日取得)
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この記事を書いた人

モノ図鑑編集部です。電動工具の型番スペックをメーカー公式情報で確認し、図鑑形式で比較できるよう整理しています。実務での使い勝手とバッテリー互換性を重視する編集方針です。

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